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プロ初勝利をマークしたDeNAの20歳右腕・飯塚。手薄な右腕先発陣に割って入り、1軍定着なるか

2017/08/31

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 横浜DeNAベイスターズに、またも将来の期待できる若手投手が現れた。
 
 3年目の20歳右腕・飯塚悟史投手は、30日に敵地・ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズ戦に先発登板。5回2/3を83球で3安打・2奪三振・3四球・1失点と試合を作り、打線の援護にも恵まれて嬉しいプロ初白星を手にした。
 
 飯塚は6月18日のオリックス戦が雨天ノーゲームとなった影響で、翌日のオリックス戦でプロ初先発初登板のチャンスを得る。そして、5回無失点と好投を見せるも打線の援護がなくプロ初白星はお預けに。その後、4試合に先発登板するも白星に恵まれず黒星が先行していたが、6度目の正直で好投を見せプロ初勝利を飾った。
 
 そんな飯塚は新潟・日本文理高校を経て2014年のドラフト7位でDeNAに入団。ルーキーイヤーの2015年には遊離軟骨の除去手術などの影響もあり、2軍では5試合のみの登板にとどまったが、防御率0.60と好成績を残していた。2年目は主に先発として2軍で15試合に登板して防御率3.52という成績をマークした。
 
 3年目も開幕は2軍スタートとなったが、2軍では9試合に登板して46回を投げ防御率2.15と結果を残していた。そして、上述のように雨天ノーゲームで1軍昇格のチャンスを得るといきなり結果を残し、その後も1軍での登板機会を与えられて経験を積んでいる最中だ。
 
 現在、DeNAの右腕先発投手は井納翔一・ウィーランド・久保康友などの登板が多くなっている。しかし、その他の先発右腕に関しては結果を残せておらず、右腕先発陣の層はやや薄くなっている。そのため、飯塚が今後も良いピッチングを見せ続ければ、先発ローテーションに定着できる可能性も十分あるだろう。
 
 DeNAでは、石田健大・今永昇太・濱口遥大の先発左腕トリオや守護神の山崎康晃、中継ぎの砂田毅樹・尾仲雄哉など多くの若手投手が1軍で活躍を見せている。現在20歳とこの中では最年少となっている飯塚だが、彼らに続いて1軍定着を果たすことはできるだろうか。