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泥沼ヤクルトに重なる98年ロッテの迷走。小川と黒木、エースの抑え転向失敗は連敗地獄の兆候か

2017/07/20

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あの連敗から19年経った今、ヤクルトでは…

 現在のヤクルトはどうか。守護神・秋吉亮が故障で離脱し、当時のロッテと同じくリリーフ陣が非常に手薄になっている。現在のヤクルトには秋吉の代わりになるリリーフもおらず、真中監督はエース右腕・小川を抑えに配置転換した。
 
 しかし、ヤクルトもこの配置転換が大きく裏目に出る。奇しくも黒木がマウンドに崩れ落ちた日と同じ7月7日に、小川は5点のリードを守り切れない大炎上を喫してしまう。
 
 この日の試合は9回に5点のリードを奪っており、エース・小川が最終回に登板ということで多くのヤクルトファンが勝利を確信していた。しかし、小川はバティスタ・菊池にソロ本塁打を浴びると、その後も四球や安打で出塁を許し続け、最後は代打・新井に逆転3ランを浴び逆転を許してしまう。直後の9回裏の攻撃で打線も三者凡退に倒れてしまい、あっけなく試合終了。勝利濃厚の場面から、まさかの逆転負けとなった。
 
 そして、小川は7月9日の試合で再び新井に試合を振り出しに戻される一打を浴び救援失敗。その後、両軍決め手を欠き試合は引き分けに終わったが、小川はまたも勝利目前で痛恨の一打を浴びてしまった。その後の12日の巨人戦では5点ビハインドで登板し1回を無失点に抑えたが、13日に小川は登録抹消となり後半戦は先発に再転向することが決まった。
 
 大型連敗中の黒木と同じような境遇をたどり、先発に再転向となった小川。次回登板ではリリーフ転向時の雪辱を晴らし、チームを勝利に導く投球を見せることはできるだろうか。

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