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三塁打王・西川遥輝、現在「打率5割超え」 2015年、プロ野球の主役になれるか?

昨年、ファイターズでレギュラーの座をつかみ、両リーグ最多の三塁打を放った西川。今季は打率の改善が求められるが、春先から打ちまくっている。

2015/02/18

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才能に頼らず、野球を深く思考する

 三振を減らし、打率を上げる。弱点を克服するには、打撃フォームをコンパクトにするという選択が現実的だったはずだ。
 一本足からの大きなスイング、その美しさに惹かれていた筆者は、当てにいく打撃に変わってしまうことを恐れた。
 
 だが、西川は安易な道に逃げようとせず、一本足をさらに突き詰めた形へ進化させた。タイミングを外されても体勢を維持し、強い打球を放つ――。その答えが二段モーションなのだ。
 つまり西川は、三振を減らし、打率を上げようとしながらも、強い打球へのこだわりを捨てていない。守りに入らず、攻めを貫く。その姿勢に筆者は強く惹かれるのだ。
 
 二段モーションだけではない。今季の西川には、もうひとつの変化が見られる。それは帽子のツバだ。
 野球選手は普通「へ」の字に折るもの。だが西川は、ストリート系の若者のようにツバを真っ平らにしてかぶっている。
 
「イケメンなんだから、そんな真似しなくても……」
 
 そう思ってGAORAのキャンプ中継を眺めていたら、早速、解説者の岩本勉氏に突っ込まれていた。
 だが、その答えを聞いて筆者は我が身の不明を恥じることになった。ツバを折らないのは、視野を広げるためだったのだ。
 このやりとりを目にしなかったら、筆者は当コラムで難癖をつけていただろう。危ない危ない……。
 
 天賦の才に頼らず、野球を深く思考する西川遥輝。2015年の主役のひとりになるかもしれない。

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