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昨季のセ・パ覇者は黒星発進。ジョンソン、有原の両エースが乱調と想定外の結果に

2017/04/01

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3月31日、遂に2017年度のペナントレースが開幕した。WBCの余韻が冷めやらぬ中、各球場では大盛況を見せていた。
 
 各球団の長い1年のスタートとなったが、昨季のセ・リーグ覇者である広島東洋カープとパ・リーグ覇者、北海道日本ハムファイターズは共に開幕戦を黒星スタートとなった。
 
広島は昨季沢村賞のジョンソンを開幕マウンドに送ったが、4回途中を5四球7失点と大乱調。序盤で阪神に試合の主導権を握られてしまった。
 
中盤戦以降は、新井の本塁打などがあり3イニングで5得点と反撃を見せたが、序盤の失点が大きく響き、16被安打10失点で3年連続の開幕戦黒星となった。
 
一方の阪神・メッセンジャーも5回4失点と本調子ではなかったが、打線の大量援護もあり勝利投手となった。また、FAで新加入の糸井や、福留、原口のクリーンナップが猛打賞を記録し、好調をアピールした。
 
 パ・リーグ覇者の日本ハムも、投打に振るわない試合となった。初の開幕投手となる有原をマウンドに送ったが、期待に応えることは出来なかった。
 
有原は5回まで2失点と試合を作っていたが、6回に主軸を迎えるところで西武打線に捕まる。先頭の3番浅村にレフトへの二塁打を浴びると、続く4番中村もセンターに二塁打を浴び1失点。5番栗山にも安打を許し無死1・3塁とされると、ゴロや失策、犠飛が重なり計4失点。有原は6回途中6失点という内容でマウンドを降り、悔しい開幕戦初登板となった。
 
打線も西武先発・菊池の前に沈黙。得点は5回に市川が放ったソロ本塁打のみの1得点に終わった。
 
西武は浅村が4安打、栗山も3安打とチームを勝利に導く固め打ちを見せた。下位打線は炭谷の1安打のみだったが、犠飛を放つなどクリーンナップの作ったチャンスをしっかりと活かし、得点に貢献した。
 
1日の予告先発は、広島が岡田(阪神:岩貞)、日本ハムがメンドーサ(西武:野上)となっている。