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楽天のサンチェスと広島のグスマンに期待! 新外国人野手を占うポイントは、マイナーでの打率とTB/H【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は、前回に続き、2015年から12球団の加入した新外国人投手の品定め(野手編)だ。

2015/01/24

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MLBで実績をあげた助っ人たちの活躍はいかに?

 その基準で今年やってきた8人の選手を見てみよう。
 
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 今年の特徴は、MLBでそれなりに実績を残した選手が多い点にある。
 
 日本ハムのハーミッダは2002年フロリダ・マーリンズの1巡目指名。エリート中のエリートだ。マーリンズでは3年連続で規定打席に到達、しかしながら成績は尻すぼみとなり、ここ2年MLBではプレーしていない。
 楽天のギャビー・サンチェスは2005年、同じくマーリンズの5巡目指名。この選手も2年間中軸を打ち、2011年にはオールスターに選ばれたものの、2012年以降はレギュラーの座を失った。
 
 メディアは「大リーグで60本塁打」と書き立てる。
 そういったMLBでの実績よりも「もともとの資質としてNPBに合っているのか」「今、打てるのか」を見極める必要がある。
 
 今年の8人でマイナーでのTB/Hが1.68以上の選手は皆無。パワーのある選手はあまりいない。打率.283以上の選手は3人。
 
 しかし中日のナニータは、打率は高いが33歳と年を食っている。そしてマイナーでの好成績が主としてメキシカン・リーグという点も気がかりだ。メキシカン・リーグはMLB傘下のAAAではあるが、アメリカのAAAとは全く違う、極端な打高投低のリーグだ。成績は割り引いて考えなければならない。
 
 そう考えると、有望の「〇」をつけることができるのは、前述のサンチェスと、広島のグスマンの二人だろうか。
 
 どうやら今季の外国人野手は「小粒」で、「並み」と現時点では評価せざるを得ない。
 もちろん、タフィ・ローズのように大化けする選手もいる可能性もある。あくまでも、現時点ということでご容赦願いたい。

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