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闘将・星野氏、殿堂入りで球界に提言「全てを一つに」

2017/01/16

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 公益財団法人 野球殿堂博物館は16日、「平成29年 野球殿堂入り」を発表した。
 
 競技者表彰委員会のエキスパート表彰には、星野仙一氏(楽天野球団取締役副会長)、平松政次氏(元大洋ホエールズ)の2人が選出された。
 
 星野氏は、中日ドラゴンズに1968年ドラフト1位で入団した。現役時代は、通算500試合に登板し、146勝をマーク。1974年には、沢村賞を獲得している。また、1987~91年、1996~2001年には中日で、2002~03年は阪神タイガース、2011~14年には東北楽天ゴールデンイーグルスで指揮を執った。2008年には、北京五輪で日本代表の監督も務めている。監督としては、通算1181勝(歴代10位)で、リーグ優勝を4度と日本一の経験もある。
 
 エキスパート表彰の星野氏は、「私には似合わないような席」と前置きしたうえで、「高校時代競った平松君と同時に、岡山県出身の二人が受賞。名誉ある“殿堂入り”ということで、皆さんに感謝しなければならない」と、喜んでいる。
 
 監督やフロントにも携わったことのある“闘将”は、今後の野球界について「我々野球の選手すべてが少年野球、高校野球、大学野球、社会人野球というものを卒業してきたわけだから、野球界が一つになって(盛り上げて)いくしかない」と、強調した。
 
 また、カミソリシュートを武器に、12年連続2ケタ勝利を挙げた平松氏。通算635試合に登板し、201勝、2045奪三振を記録した。殿堂入りに関しては「驚きと喜びと半々の気持ち。少しの才能と少しの努力で、入団よりもっともっと大きな殿堂入りを手に入れられた。この感動を忘れずに、今後の野球界の発展に努力していきたい」と、意気込んでいる。