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落合GM「今までにないタイプの二番打者に」。中日・石岡諒太がウインターリーグで見せた2017年への希望

2015年ドラフト6位で中日ドラゴンズに入団した石岡諒太。来季、この男のプレーにぜひ注目したい。

2016/12/18

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横尾弘一



ウインターリーグで武者修行

 フェニックス・リーグでは、出塁すれば初球からでも果敢に二盗を企てる姿が印象に残った。また、近代野球においては重要なポジションと言われるファーストを守れば、確かにプロの世界でも視線を釘づけにするだけのシャープな動きを見せる。12試合に出場し、打率.279、1本塁打5打点9盗塁という数字以上に、自信に満ちた姿が来季への希望を感じさせた。
 
 そして、出遅れた分を取り戻そうと、11月下旬からは台湾で開催されているアジアウインターリーグに、5名のチームメイトとともに参加している。
 
「一度いい感触になった打撃フォームが、またしっくりこなくて悩んでいますが、思い切りプレーできるのは嬉しい。ファーストで出場機会を勝ち取るのは簡単なことではありませんけど、期待に応えられるよう精一杯やっていきます」
 
 12月10日のヨーロッパ選抜との対戦では、鋭く振り抜いたバットから第1号本塁打が放たれた。帰国しても体は動かし続け、来春のキャンプでは初日から目立つパフォーマンスを見せていくつもりだ。
 
 一塁に走者を置いて打席に入った時、バントかヒッティングか相手バッテリーや守備陣を悩ませ、出塁すればスピードのある走塁で掻き回す。さらに、甘いボールはフェンスの向こうまで運び去るクリーンアップのような二番打者を目指して――。石岡がブレイクを果たせば、中日は上昇気流に乗るはずだ。そのきっかけは、すでにつかんでいる。

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