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陽岱鋼がFA。主力が抜けても好選手が台頭する日本ハムの選手事情

外野のレギュラーとして6年間活躍してきた陽岱鋼がFA行使を決断した。その去就に注目が集まるが、これまでも日本ハムは主力がFAで移籍しても、そこを埋める選手が必ず現れている。

2016/11/10

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陽が抜ければ、岡や大田が候補か?

 来季、仮に陽が移籍となった場合、日本ハムの外野はどのような布陣になるか。
 レフトは今季同様、不動のレギュラーとして西川遥輝がすわるだろう。リーグ2位の打率.319に加え、73四球を選び出塁率は.400超え(.405)。武器の俊足でも41盗塁を決めながら失敗はわずか5つと成功率を大きく向上。犠打も4年連続の2ケタとなる22個を決めるなど、リーグ屈指のテーブルセッターへと飛躍を遂げた。来季もレフトの座は安泰だろう。
 
 今季、ライトを主に守ったのは、捕手登録の近藤健介と岡大海の2人だが、来季のセンター候補1番手は岡か。
 陽が怪我で離脱した15年にはセンターとして39試合に先発、今年の日本シリーズでも3戦目以降いずれもセンターで先発出場している。3年目の今季は、怪我もあって出場こそ41試合に終わったものの、打率.374とブレーク。27三振に対し15四球とアプローチの向上も目立った。大学では、二刀流で活躍しており、身体能力もチームトップクラスだ。
 
 昨年は、主に捕手とDHに就き、リーグ3位の打率.326とバッティングで台頭した近藤。今季は13年以来となる外野の守備に就きライトとしてはチーム最多の49試合に先発。打率は.265と大きく低下したものの、勝負どころの9月では.303をマークしている。
 
 彼ら3選手の後ろに控えるのが、その童顔から「かわいすぎるスラッガー」と称される谷口雄也。今季は外野3ポジションで先発、自己最多の83試合出場、211打席を経験し、打率.254、失敗なしの7盗塁を記録した。不動のセンターだった陽が抜けることになれば、谷口にとって最大のチャンスとなる。
 
 他にも15年に高卒新人ながら46試合で打率.285を記録した淺間大基、今オフに巨人からトレードで獲得した大田泰示の2人も今季の成績こそ振るわなかったものの素質は抜群。センターのレギュラー候補としてその才能開花に期待が集まる。
 
 さらに内外野をこなせるユーティリティーの杉谷拳士、経験豊富な矢野謙次もいる。15、16年はDHのみの出場に終わった大谷も野手としてのポジションは外野であることを考えれば、面子はそろっている。ネックがあるとすれば、矢野以外は全ての選手が20代前半~中盤と年齢構成が非常に偏っていることぐらいだろう。
 
 陽の決断に注目が集まるが、仮に選手が抜けたとしても、大きく戦力ダウンとならないように準備をするのが編成の大きな仕事でもある。
 
 果たして来年の日本ハムの外野はどのような布陣となるのだろうか。

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