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育成から侍ジャパンへ。ホークス千賀滉大、成長の原動力

今季は先発ローテーションを守り抜き、12勝3敗の好成績を挙げた千賀滉大。育成契約で入団した当時から高いプロ意識を持ち、チームの主力選手へ成長を遂げた。

2016/11/11

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千賀の活躍は、育成選手の励みに

 当時の選手寮があった西戸崎からは海の向こうにヤフオクドームが見えた。
 
「寮から見えるドームが良いモチベーションになった。本当に1軍で……と強く思ってやってきた」(千賀)
 
 倉野コーチは、千賀の活躍が今の育成選手たちにとって光になると言う。
 
「誰しもが可能性を秘めているが、ホークスには(千賀をはじめ)良い例がある。“自分も!”と、より頑張れる」
 
 石渡茂3軍監督(2016年シーズンで退団)は、「プロは特徴がある選手が長く生きられるところ。支配下選手の枠は70人と決まっているが、育成制度ができたおかげで、未熟でも特徴のある選手とも育成契約を結べるようになった。山田大樹、千賀滉大、飯田優也、牧原大成、拓也なんかは、育成制度がなかったらプロ野球選手になっていなかったかもしれないよ」と、この制度が多くの可能性を広げたと振り返る。
 
 今年新しくなったホークスのファーム本拠地・HAWKSベースボールパーク筑後は、12球団一のファーム施設と言われている。選手寮も併設されているため、24時間練習可能だ。
 
 千賀は言う。
「今の育成の子たちは、自分が言うのもなんですが、本当にわかっとるんかなーと思うこともある」
 
 もっとやらないと支配下の選手たちには勝てない。
 それを実践し、勝ち取り、1軍で活躍した先輩だからこそ、それまでの道のりが甘くないこと、どれだけやらないといけないのかを知っているのだ。

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