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2016年プロ野球ドラフト会議指名選手、担当スカウトたちのコメント一挙公開

2016/10/21

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パリーグ

 10月20日、グランドプリンスホテル新高輪にて2016年プロ野球新人選手選択会議(ドラフト)が行われた。各球団の支配下登録選手指名選手に関しての詳細情報を一覧にまとめた。今回は、選手名とともに、担当したスカウトの名前を公表されたもののみ掲載した。

 

【日本ハム】
1 堀瑞輝(投手・広島新庄 177センチ 72キロ 左投左打)担当スカウト 加藤竜人
評 最速150キロの左サイドハンド。切れのあるストレートと鋭いスライダーを制球良く操る。ピンチで集中力が増す強心臓の持ち主で、抜群のマウンド度胸を誇る。甲子園ベスト16、U-18アジア選手権では好救援でチームを優勝へ導いた。

 

2 石井一成(内野手・早稲田大 180センチ 77キロ 右投左打) 担当スカウト 大渕隆
評 攻守にバランスの取れた遊撃手。軽快なフットワークと強肩を武器に、安定感のある高い守備力を誇る。ヘッドの効いた打撃も魅力あり、レギュラー候補の内野手として期待がかかる。東京六大学では、15年春ベストナインを獲得。キャプテンとしてチームを引っ張る。

 

3 高良一輝(投手・九州産業大 178センチ78キロ 右投右打) 担当スカウト 原田豊
評 140キロ中盤の角度のあるストレートを制球良く操る大学生右腕。マウンドさばきが良く、ストレートを速く見せる投球術も魅力。総合力の高い先発候補。

 

4 森山恵佑(外野手・専修大 188センチ92キロ 左投左打) 担当スカウト 今成泰章
評 大学球界屈指の飛距離を誇る大型スラッガー。今春リーグ戦では、神宮球場のバックスクリーンへ140メートル弾を叩き込んだ。高校時代は大型左腕として注目されたが、大学で野手に転向。星稜高校出身の”ゴジラ2世”

 

5 高山優希(内野手・大阪桐蔭 181センチ 78キロ 左投左打) 担当スカウト 芝草宇宙
評 最速150キロの高校生左腕。ゆったりとした投球フォームから球筋の良いストレートと切れのある変化球を投げ込む。すらっとした体型と長い手足に将来性あり。高い潜在能力を秘めた逸材。端正な顔立ちのスター候補。

 

6 山口裕次郎(投手・履正社 180センチ 87キロ 左投左打) 担当スカウト 芝草宇宙
評 最速145キロのスリークウオーター左腕。力強いストレートと曲がりの大きいスライダーが武器。身体が強く、毎日投げられるタフな投手。エース寺島と二枚看板で今夏の甲子園出場に貢献。

 

7 郡拓也(捕手・帝京 178センチ 76キロ 右投右打)  担当スカウト 岩舘学

評 走れる強肩捕手。遠投120mの強肩と50m6.0秒の脚力を誇る。担当スカウトは、身体能力の高さに加えて気持ちの強さとリーダーシップを評価している。

 

8 玉井大翔(投手・新日鐵住金かずさマジック 178センチ78キロ 右投右打)担当スカウト 岩舘学

評 バランスの良い投球フォームから制球力を武器に140キロ台中盤のストレートと多彩な変化球をテンポよく投げ込む。ひたむきに鍛錬を積み重ね、着実に力をつけてきた道産子右腕。

 

9 今井順之助(内野手・中京 177センチ 88キロ 右投左打) 担当スカウト 熊崎誠也

評 高校通算68本塁打を誇る長距離砲。今夏甲子園大会に出場し、気持ちよいまでのフルスイングで存在感を見せつけた。担当スカウトは野球に取り組む姿勢を高く評価し、プロ入り後の成長に大きな期待を寄せる。父・茂さんは元プロ野球選手。母・成美さんはプロゴルファー。

※日本ハムのコメントは担当スカウトによるものではありません。

 

【ソフトバンク】
1 田中正義(投手・創価大 186センチ 90キロ 右投右打)担当スカウト 山本省吾

評 今年のアマチュアNo.1右腕。MAX156キロ。ベース板の上で伸びる空振りが奪えるストレートが真骨頂。ローテーションの中心へ。将来は球界を代表する投手へと期待。

 

2 古谷優人(投手・江陵 176センチ 76キロ 左投左打)担当スカウト 作山和英 

評 ストレートMAX154キロ。球威のあるストレートと多彩な変化球で投げっぷりの良い左腕。闘争心溢れるマウンドさばきで打者を圧倒する投球ができる投手

 

3 九鬼隆平(捕手・秀岳館 180センチ 82キロ 右投右打)担当スカウト 福山龍太郎

評 U18日本代表の司令塔。強肩と頭脳派なインサイドワークは、ホークス将来の正捕手として期待できる。

 

4 三森大貴(内野手・青森山田 185センチ 70キロ 右投左打)担当スカウト 作山和英

評 勝負強い打撃が持ち味の大型遊撃手。守備範囲が広く、バットコントロールに優れた選手。

 

育成
1 大本将吾(外野手・帝京五)
2 長谷川宙輝(投手・聖徳学園)
3 田城飛翔(外野手・八戸学院光星)
4 森山孔介(内野手・藤沢聖稜)
5 清水陸哉(外野手・京都国際)
6 松本龍憲(内野手・崇徳)

 

【ロッテ】
1 佐々木千隼(投手・桜美林大 181センチ 83キロ 右投右打) 担当スカウト 井辺康二

評 フォーク、シンカー、スライダー、カーブと制度の良い変化球を投げる。ストレートは150キロを出すことができ、平均でも140キロ中盤から後半。非常に完成度の高い投手で来季、1年目からの1軍ローテの期待が高まる。益田直也投手を彷彿とさせるスリークウオーター気味の腕の位置から投げるタイプで、大型右腕。

 

2 酒居知史(投手・大阪ガス 178センチ 80キロ 右投右打) 担当スカウト 下敷領悠太

評 丁寧な投球が持ち味の投手。140キロ台後半のストレートと多彩な変化球を操る。力みのない投球フォームで、直球と変化球をキッチリと内外へと投げ分けることが出来る。昨年は社会人野球のタイトルを多く獲得しており、総合力を評価している。

 

3 島孝明(投手・東海大市原望洋 180センチ 82キロ 右投右打) 担当スカウト 山森雅文

評 150キロを超える直球が持ち味。カット系のスライダーのキレがよく、クレバーな投球をする点も高評価。トレーニングメニューも自分自身で考えて行っている。地元・佐倉市出身。佐倉リトルシニア出身。将来的な地元出身の選手として一軍で活躍し、スターになりうる素材。先発、抑えともに可能。

 

4 土肥星也(投手・大阪ガス 186センチ 82キロ 左投左打)担当スカウト 下敷領悠太

評 大型左腕。球威もあり、角度の良い直球を投げ込む。年齢的にも若く、まだまだ伸びしろを感じる。最速147キロのストレートにスライダー、カーブ、チェンジアップを組み合わせた投球で先発タイプ。

 

5 有吉優樹(投手・九州三菱自動車 178センチ 87キロ 右投右打)担当スカウト 山森雅文

評 重い球質の直球とカットボールが特徴の安定感ある投手。落ち着いたマウンドさばき、そして強気の投球にクレバーな投球術が身上。ボールが低めに集まることも特徴で、1年目から先発ローテに食い込める力がある。地元千葉県大綱白里出身。

 

6 種市篤暉(投手・八戸工大一 183センチ 83キロ 右投右打) 担当スカウト 井辺康二

評 ストレートにカーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップと多彩なボールを持っている。体格にも恵まれている。ストレートは140キロ後半を計測しており、非常に魅力的な直球を投げる投手。ポテンシャルが高く、将来、一軍での活躍が期待される大型右腕。

 

7 宗接唯人(捕手・亜細亜大 183センチ 90キロ 右投右打)担当スカウト 諸積兼司

評 地肩があり、送球も良い大型捕手。打撃反応が良く、パンチ力もある。小技もうまい。大柄な体格だが、走れる捕手。即戦力の捕手で正捕手争いを期待している。

 

育成
1 安江嘉純(投手・石川ミリオンスターズ)
2 菅原祥太(外野手・日本ウェルネススポーツ大)

 

【西武】
1 今井達也(投手・作新学院 180センチ70キロ 右投右打)担当スカウト 大島裕行

評 体にばねがあり、しなりのある腕の振りからスピンの効いたストレートが魅力の本格派右腕。将来のローテーション候補。

 

2 中塚駿太(投手・白鴎大 191センチ 105キロ 右投右打)担当スカウト 大島裕行

評 長身から投げ下ろすMAX157キロの剛速球が魅力。スケールの大きな投手。

 

3 源田壮亮(内野手・トヨタ自動車 179センチ 73キロ 右投左打)担当スカウト 安達俊也

評 守備・走塁に定評があり、社会人ナンバーワン評価の内野手。守備力を生かし、即戦力としてレギュラーを獲れる選手。

 

4 鈴木将平(外野手・静岡 175センチ 75キロ 左投左打)

評 高校生でありながら3拍子揃った、レギュラーを狙える選手。将来の切り込み隊長として期待。

 

5 平井克典(投手・Honda鈴鹿 180センチ 83キロ 右投右打) 担当スカウト 安達俊也

評 キレのあるストレートとスライダーを武器に打者に向かって行く投手。中継ぎとして期待。

 

6 田村伊知郎(投手・立教 173センチ 80キロ 右投左打) 担当スカウト 竹下 潤

評 投げっぷりの良い力投型の投手。力強いストレートが魅力で、メンタルも強い。

 

【楽天】
1 藤平尚真(投手・横浜 186センチ・84キロ 右投右打)担当スカウト 後関昌彦

評 今年の高校生右腕ではトップ評価。投げるスタミナ・肩力もあり、チームの主力として長年、期待できる逸材。

 

2 池田隆英(投手・創価大 181センチ・84キロ 右投右打)担当スカウト 沖原佳典

評 力を込めたストレートは威力があり魅力がある投手。右左打者ともに変化球をしっかりと投げ込めるのが特長。スライダーの切れもありバランスのとれた投手。

 

3 田中和基(外野手・立教大 181センチ・75キロ 右投両打)担当スカウト 沖原佳典

評左右の打席で豪快なスイングからホームランを打てる選手。身体能力が高く、走攻守、三拍子揃ったスケールの大きい選手。

 

4 菅原秀(投手・大阪体育大 183センチ78キロ 右投左打) 担当スカウト 愛敬尚史

評 150キロ前後のおストレートとってのスライダーが軸の本格派右腕

 

5 森原康平(投手・新日鐵住金広畑 185センチ 88キロ 右投左打)担当スカウト 愛敬尚史

評 長身を生かした角度のある投球フォーム。腕が遅れて出てくる為、打者が思った以上に差し込まれる。ストレートの強さは一軍の打者にも通用するレベルで、コントロールにも安定感があり、左右・高低の投げ分けが出来る投手。

 

6 鶴田圭祐(投手・帝京大準硬式野球部 180センチ 86キロ 左投左打) 担当スカウト 後関昌彦

評 準硬式の選手。練習でも常に142キロ前後のストレートを投げており、スライダーも以前よりブレーキの掛かる曲がり方でキレが出てきている。硬式での試合経験がないので慣れるまでには時間がかかることが予想されるが、馴染めばかなりの伸びしろを感じる選手。

 

7 野元浩輝(投手・佐世保工 181センチ 73キロ 右投右打)担当スカウト 大久保勝也

評 投球フォームに柔軟性があり、リーチが長く、球持ちが抜群に良い投手。練習に取り組む姿勢、意識も高く、グラウンド内外で自分で工夫し練習できる。近いうちに戦力になり得る。将来性抜群の投手。

 

8 石原彪(捕手・京都翔英 171センチ 90キロ 右投右打)担当スカウト 愛敬尚史

評 地肩の強さが威力の捕手。打撃も高校生の中ではレベルが高い。

 

9 高梨雄平(投手・JX-ENEOS 175センチ 80キロ 左投左打)担当スカウト 後関昌彦

評 サイドに変えてから打者がタイミングを取りづらくなった。球持ちが長くなり、ボールの手どころが見づらいので、いやらしさが出てきた投手。

 

10 西口直人(投手・甲賀健康医療専門学校 183センチ 80キロ 右投右打)担当スカウト 愛敬尚史

評 将来はローテーションに入れる逸材。技術的な能力としては素材が良く、将来性を感じる。

 

育成
1 千葉耕太(投手・花巻東)
2 南要輔(内野手・明星大)
3 向谷拓巳(内野手・兵庫ブルーサンダーズ)
4 木村敏靖(投手・履正社医療専門学校)

 

【オリックス】
1 山岡泰輔(投手・東京ガス 172センチ 68キロ 右投左打)担当スカウト 牧田勝吾

評 低いところからホップするようなストレートはキレ味抜群。左右どちらの打者からも空振りがとれるスライダーを軸に多彩な変化球を操る。投球術にも長けており、フィールディング・牽制・クイックなどのスキルも高い即戦力投手。

 

2 黒木優太(投手・立正大 179センチ 78キロ 右投左打)担当スカウト 牧田勝吾

評 MAX152キロのキレの良いストレートと、変化の大きいスライダー、落差のあるフォーク、全球種で空振りを奪える投球術を持つ。投手経験が浅く、伸びしろも大きく将来も楽しみな投手。

 

3 岡崎大輔(内野手・花咲徳栄 182センチ 75キロ 右投左打)担当スカウト 牧田勝吾

評 打球への入り方、フットワークが良く、ハンドリングやスローイングも柔らかく安定しており、守備センスの良さを感じる。スピードもあり、一塁駆け抜け4.01秒。ミート力の高さにも非凡さを感じることができる選手。

 

4 山本由伸(投手・都城 177センチ 77キロ 右投右打)担当スカウト 山口和男

評 身体能力、投手としての能力ともに高く、下半身の使い方が良く腕のしなりもいい。コースの出し入れをしっかりとできるコントロールも魅力の選手。

 

5 小林慶祐(投手・日本生命 187センチ 86キロ 右打右打)担当スカウト 内匠政博

評 球威のあるMAX147キロのストレートが最大の武器。勝負球のフォークとスライダーで三振を取ることもできる。即戦力としての期待大きい本格派右腕。

 

6 山崎颯一郎(投手・敦賀気比 189センチ 80キロ 右投右打)担当スカウト 由田慎太郎

評 フォームのバランスが良く、長身から投げ下ろす140キロ台の角度のあるストレートとカーブが最大の武器。将来性抜群の投手。

 

7 飯田大祐(捕手・Honda鈴鹿 181センチ 85キロ 右投右打)担当スカウト 由田慎太郎

評 遠投110m、二塁送球1.90秒台の安定したスローイング、キャッチング、インサイドワークは秀逸。チャンスに強い打撃も魅力で、即戦力としての活躍が期待される捕手。

 

8 沢田圭佑(投手・立教大 178センチ 96キロ 右投左打)担当スカウト 由田慎太郎

評 MAX149キロの球持ちの良い、重い球質のストレートが最大の武器。変化球も多彩で、コントロールも安定している。経験も豊富で、修羅場も数多く乗り越えてきたメンタル面も魅力。一年目から中継ぎとしてフル回転の活躍が期待される投手。

 

9 根本薫(投手・霞ヶ浦 185センチ 82キロ 左投左打)担当スカウト 牧田勝吾

評 ポテンシャルが高く、走・攻・守と3拍子が揃った大型外野手。スイングに癖がなく、軌道も良い。脚力、守備と平均以上の能力を併せ持ち、鍛え甲斐のある好素材の選手。

 

育成
1 張奕(外野手・日本経済大)
2 榊原翼(投手・浦和学院)
3 神戸文也(投手・立正大)
4 坂本一将(内野手・石川ミリオンスターズ)
5 中道勝士(捕手・明治大)

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