強いタイガースの裏で…阪神、波に乗り切れていない選手6人。後半戦での巻き返しは？
2025/07/19
産経新聞社
楠本泰史
・投打：右投左打
・身長／体重：180cm／85kg
・生年月日：1995年7月7日
・経歴：花咲徳栄高 – 東北福祉大
・ドラフト：2017年ドラフト8位
今季、横浜DeNAベイスターズから移籍した楠本泰史も、思うような活躍ができていない。
DeNA時代の2022年には、ケガで離脱のタイラー・オースティンに代わり右翼で先発出場するなど94試合に出場し、打率.252、6本塁打、26打点の成績を残した。
翌2023年には、主に代打として出場し、開幕から3カ月の間に代打のみで12打点を記録するなど、「代打の切り札」としての印象も強く残した。
力の強い直球を跳ね返す楠本の長打力は、阪神タイガースの手薄な代打陣の中にはないタイプとして、ファンからの期待値も高い。
しかし、今季は代打で10試合に出場。9打数0安打。厳しい数字と言わざるを得ない。そして、5月21日の巨人戦を最後に一軍登録を抹消され、現在は二軍調整中である。
今季は、自分が決めてやるという気持ちが空回りしているのだろうか。打撃内容からも、引っ張りの意識が強いように思える。
逆方向への柔軟な打撃を心がければ、手薄な阪神代打陣に割り込む余地は十分にありそうだ。