強いタイガースの裏で…阪神、波に乗り切れていない選手6人。後半戦での巻き返しは?
2025/07/19
産経新聞社
木浪聖也
・投打:右投左打
・身長/体重:179cm/81kg
・生年月日:1994年6月15日
・経歴:青森山田高 – 亜細亜大 – ホンダ
・ドラフト:2018年ドラフト3位
2023年に恐怖の8番バッターとして優勝にも貢献した木浪聖也だが、今季は調子が上がってこない。
今季は50試合に出場して、打率.193、0本塁打、12打点。とはいえ、「満塁男」は今季も健在である。6月6日のオリックス戦での満塁の場面では、サヨナラとなるライト前ヒットを放ってみせた。
試合後のヒーローインタビューでは「(石井)大智のこともあったので、なんとか勝ちたいなと思っていました」と、打球が頭部に直撃して降板した石井を気遣うコメントを残し、阪神ファンから割れんばかりの大声援を浴びていた。
しかし、この試合がきっかけになると思いきや、波に乗り切れない状態が続いた。
遊撃のライバル・小幡竜平にスタメンを譲る機会も増え、同20日には一軍登録抹消。二軍での調整に入った。
今季は4月19日の広島戦で1試合3失策を記録するなど、手痛いミスも目立つ。それでも、遊撃の小幡にやや疲れが見える状況の中、2023年シーズンを完走した経験のある木浪の力はきっと必要になるだろう。
後半戦で木浪の「満塁男」ぶりが、再び見られるだろうか。