強いタイガースの裏で…阪神、波に乗り切れていない選手6人。後半戦での巻き返しは?
2025/07/19
産経新聞社
富田蓮
・投打:左投左打
・身長/体重:176cm/76kg
・生年月日:2001年9月6日
・経歴:大垣商 – 三菱自動車岡崎
・ドラフト:2022年ドラフト6位
今季、阪神タイガースの先発投手陣の一角に入り込むことを期待された富田蓮だが、伸び悩みの印象は否めない。
4月5日の巨人戦では、5回を投げて68球、被安打3、1失点で先発勝利をあげたものの、そのあとが続かなかった。
厳しいコースを突こうと球数を要し、早い回で降板するケースが目立った。5月5日の巨人戦以降は、中継ぎとして腕を振った。
6月22日のソフトバンク戦で1失点を喫すると、翌23日には一軍登録抹消となった。
その間にも、調整中だった大竹耕太郎や昨季不振だった伊藤将司ら実績のある左腕たちが、先発として復帰。
大竹は5勝1敗、防御率2.01、伊藤は4勝0敗、防御率0.48の成績を残しているので、富田の先発入りが厳しい状況になってきた。
ここまで富田が先発登板した試合は、4試合で1勝。再び先発ローテーションに入り込むには、直球のキレと変化球の精度を磨くことが課題になりそうだ。
6回以上を平均的に投げ抜く、スタミナ作りも急務である。富田の先発としての、”もう一段のレベルアップ”が見られるだろうか。