強いタイガースの裏で…阪神、波に乗り切れていない選手6人。後半戦での巻き返しは?
2025/07/19
産経新聞社

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今季のセ・リーグを牽引し、2年ぶりのリーグ優勝・日本一を目指す阪神タイガース。だが、その盤石な戦力の裏で、力を発揮しきれていない選手も少なくない。今回は、阪神で今季の活躍を期待されながらも、思うような結果が出ていない選手たちの現状と、その課題に迫りながら紹介する。(文・シモ/成績は7月17日終了時点)
前川右京
・投打:左投左打
・身長/体重:176cm/86kg
・生年月日:2003年5月18日
・経歴:智弁学園高
・ドラフト:2021年ドラフト4位
プロ4年目の前川右京。今季、阪神タイガースの主力打者として飛躍を遂げるだろうと期待したファンは少なくないだろう。
今季は「6番・左翼」で開幕スタメンに名を連ね、4月8日のヤクルト戦から同26日の巨人戦まで、14試合連続安打を記録。好調を維持していた。
そんな中、突然の打撃不振に陥り、5月22日に一軍登録を抹消されてしまう。だが、そのままでは終わらない。
二軍戦で、13試合の出場で打率.390の成績を残し、6月17日に一軍再合流を果たすのである。
まずは代打での起用が中心であったが、同21日のソフトバンク戦では、一軍復帰後の3打席目で安打を放っている。
そして、同29日のヤクルト戦では、久々にスタメン復帰。ホームへの果敢なヘッドスライディングを見せるなど、泥臭いプレーも見せた。
また、7月8日の広島戦では2カ月ぶりの打点を記録し、徐々に復調の気配を見せている。
現在の成績は、58試合の出場で打率.232、0本塁打、9打点。まだ物足りないが、特徴である強い打球とバットコントロールで、開幕当初の輝きを取り戻したい。