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打線次第で最多勝クラスに…?中日ドラゴンズ、無援護に泣いた投手6人。苦しむ好投手たち

2025/07/12

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産経新聞社



涌井秀章

中日・涌井秀章
投打:右投右打
身長/体重:185cm/85kg
生年月日:1986年6月21日
経歴:横浜高
ドラフト:2004年ドラフト1位
 
 プロ野球史上初となる、3球団での最多勝を獲得した涌井秀章。実績抜群の好投手だが、中日ドラゴンズでは援護に恵まれず負け越している。
 
 横浜高から2004年ドラフト1位で西武ライオンズに入団。高卒2年目から2桁勝利を記録するなど、瞬く間にエースに成長。高卒3年目の2007年に17勝を挙げ最多勝に輝いた。
 

 
 2009年には2度目の最多勝、沢村賞に輝くなどエースの役割を全うしていたが、2011年以降は調子を落とし、2013年にFAで千葉ロッテマリーンズへ移籍。
 
 ロッテでも2015年に15勝をマークし3度目の最多勝に輝くと、その後もローテの一角として躍動。2019年オフに金銭トレードで東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍した。
 
 移籍初年度に11勝を記録し、自身4度目、球界史上初の3球団での最多勝利に輝いた。翌年以降も勝利を重ね、2022年には阿部寿樹とのトレードで中日へ移籍。
 
 2023年には21試合の登板で防御率3.97の成績を残したが、打線の援護が少なく5勝13敗と負け越し。昨季も16試合の登板で防御率3.07ながら3勝5敗の成績に終わった。
 
 プロ21年目を迎えた今季は、ここまで9試合登板で4勝3敗と勝ち星が先行。ベテランらしい活躍を続け、中日移籍後初のシーズン勝ち越しを狙いたい。

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