打線次第で最多勝クラスに…?中日ドラゴンズ、無援護に泣いた投手6人。苦しむ好投手たち
2025/07/12
産経新聞社

プロ野球 最新情報
今季もここまでリーグ下位に沈んでいる中日ドラゴンズ。近年は打撃力に課題を抱えているが、黄金期時代から強力な投手陣を誇っており、打線の援護さえあれば最多勝も十分に狙える投手も少なくなかった。そこで今回は、中日で好投しつつも勝ち星を挙げられない時期があった投手を紹介したい。(今季成績は7月11日時点)
柳裕也
投打:右投右打
身長/体重:180cm/85kg
生年月日:1994年4月22日
経歴:横浜高 – 明治大
ドラフト:2016年ドラフト1位
最優秀防御率のタイトルも獲得した経験のある柳裕也。安定した成績を残していた一方で、2020年から2年連続2桁の敗戦を喫するなど、勝ち星に恵まれないシーズンが多い。
横浜高から明治大に進学すると、東京六大学リーグで実績を残し、2016年ドラフト1位で中日ドラゴンズへ入団。
入団後2年間はプロの壁に阻まれたが、プロ3年目となる2019年に先発ローテーションに定着。同年は自身初の規定投球回に到達すると、11勝をマークし頭角を現した。
2021年には26試合の登板で11勝6敗、防御率2.20、168奪三振の好成績を収め、最優秀防御率、最多奪三振の投手二冠に輝いた。
しかし、2022年は9勝11敗と負け越すと、翌2023年には24試合に登板し防御率2.44を記録しながらも4勝11敗と、援護に恵まれないシーズンが続いた。
昨季は調子が整わず4勝5敗に終わると、今季は故障の影響もありここまで4試合の登板にとどまっている。順調なら国内FA権の取得も見込まれているだけに、復帰後の活躍が期待される。