主力に”異変”…?今シーズン不振に苦しんでいる大物(2)自身もチームも“泥沼状態”に
2025/06/21
産経新聞社

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一流選手同士が熱い戦いを繰り広げるプロ野球の世界においては、どれだけ実力のある選手でも、安定した成績を残し続けるのは容易ではない。今シーズンのプロ野球でも、十分な実績を持ちながら、不振に悩まされている選手がいる。そこで今回は、不振に苦しむ大物選手を取り上げたい。(今季成績は6月18日時点)
田口麗斗
・投打:左投左打
・身長/体重:171cm/79kg
・生年月日:1995年9月14日
・経歴:広島新庄高
・ドラフト:2013年ドラフト3位
歯車が噛み合わない状態の東京ヤクルトスワローズ。安定感抜群の田口麗斗も、今季は開幕から波に乗れていない。
広島新庄高から2013年ドラフト3位で読売ジャイアンツに入団。高卒2年目に一軍マウンドを経験すると、2016年から先発ローテーションの一角として活躍し、10勝をマーク。
翌2017年には自己最多となる13勝をマーク、防御率も3.01と安定した成績を残し、巨人の先発ローテーションに欠かせない選手になったかに見えた。
しかし、2018年は16試合の登板で2勝8敗と大きく負け越し、成績が低迷。翌年以降も復活の糸口を掴めず、2021年シーズンの開幕前にトレードが発表され、ヤクルトに移籍した。
新天地では先発、中継ぎをこなし、本格的にリリーフとして起用された2022年は45試合の登板で防御率1.25、18ホールドの成績を記録。翌年は抑えに転向し、50試合登板で防御率1.86、33セーブの好成績を収めた。
昨季も一定の成績を残したが、今季は開幕から不振に陥っている。対右打者への被打率が3割を大きく超えているため、改善が急務となっている。
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