主力に”異変”…?今シーズン不振に苦しむ大物選手6人。実力を発揮できていない選手
2025/06/20
産経新聞社

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一流選手同士が熱い戦いを繰り広げるプロ野球の世界においては、どれだけ実力のある選手でも、安定した成績を残し続けるのは容易ではない。今シーズンのプロ野球でも、十分な実績を持ちながら、不振に悩まされている選手がいる。そこで今回は、不振に苦しむ大物選手を取り上げたい。(今季成績は6月18日時点)
戸郷翔征
・投打:右投右打
・身長/体重:187cm/85kg
・生年月日:2000年4月4日
・経歴:聖心ウルスラ学園高
・ドラフト:2018年ドラフト6位
徐々に本来のピッチングを取り戻しつつある戸郷翔征だが、完全復活とは言えない状況が続いている。
聖心ウルスラ学園高を卒業後、2018年ドラフト6位で読売ジャイアンツに入団。2019年には高卒1年目にして一軍マウンドを経験、プロ初勝利もマークした。
プロ2年目となる2020年には大きな飛躍を見せ、9勝をマーク。2021年は防御率4.27に終わったが、2022年には自身初の2桁勝利となる12勝を記録し、最多奪三振のタイトルを獲得した。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表に選出され、好投を見せた戸郷。昨季も勝ち星を積み重ね、最終的に3年連続の12勝をマークするなど、球界を代表する選手になった。
しかし、今季は開幕から不調に苦しみ、勝ち星が付かない期間が続いた中、4月に二軍降格。5月に一軍復帰を果たし、ヤクルト戦で今季初白星をマークした。
6月8日の楽天戦でも7回3安打無失点で2勝目を上げ、復調気配を見せていたが、同15日のオリックス戦では5回5失点と、波に乗り切れない投球が続いている。巨人の命運を握っている選手だけに、復調が望まれる。