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ミスターの意思を継ぎ…長嶋チルドレンとして躍動した歴代選手(6)怪物にとっても“憧れの存在”

2025/06/12

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産経新聞社



(左から)松井秀喜、長嶋茂雄監督、上原浩治

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 2025年6月3日、「ミスタープロ野球」と呼ばれ一時代を築いた長嶋茂雄氏がその人生に幕を下ろした。昭和のスーパースターが日本プロ野球界で作り上げた功績は計り知れず、長嶋氏に憧れてプロ野球選手を志した選手も少なくないだろう。そこで今回は、長嶋チルドレンとしてプロ野球界で躍動した選手を取り上げたい。

江川卓

巨人・江川卓投手
・投打:右投右打
・身長/体重:183cm/90kg
・生年月日:1955年5月25日
・経歴:作新学院高 – 法政大
・ドラフト:1978年ドラフト1位
 
 「昭和の怪物」と呼ばれ世間を席巻させた江川卓にとっても、長嶋茂雄氏は憧れの選手だった。
 
 作新学院、法政大時代には伝説級の投球を披露し、1978年ドラフト会議では阪神タイガースが交渉権を獲得。騒動となったトレードを経て、読売ジャイアンツに移籍した。
 

 
 ルーキーイヤーは27試合の登板で9勝10敗と負け越したが、翌1980年には34試合の登板で16勝12敗、防御率2.48の好成績を収め、最多勝利と最多奪三振を獲得。
 
 入団3年目の1981年にも31試合登板で20勝6敗、勝率.769、221奪三振、防御率2.29と圧巻の成績をマークし最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率のタイトルに輝いた。
 
 その後は右肩の故障と戦いながらもマウンドに上がり続け、チームを牽引。引退年となる1987年まで毎年2桁勝利をマークした。
 
 プロでの現役生活は9年と長くは無かったが、球界で残した実績は「怪物級」であったことは間違いないだろう。

 

 
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【了】



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