ミスターの意思を継ぎ…長嶋チルドレンとして躍動した歴代選手(2)最も愛された“愛弟子“
2025/06/08 NEW
産経新聞社

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2025年6月3日、「ミスタープロ野球」と呼ばれ一時代を築いた長嶋茂雄氏がその人生に幕を下ろした。昭和のスーパースターが日本プロ野球界で作り上げた功績は計り知れず、長嶋氏に憧れてプロ野球選手を志した選手も少なくないだろう。そこで今回は、長嶋チルドレンとしてプロ野球界で躍動した選手を取り上げたい。
松井秀喜
・投打:右投左打
・身長/体重:186cm/95kg
・生年月日:1974年6月12日
・経歴:星稜高
・ドラフト:1992年ドラフト1位
監督・長嶋茂雄氏を語る上で、欠かせない選手として挙げられるのは間違いなく松井秀喜だろう。
星稜高時代から異次元の打撃力を発揮していた松井。1992年ドラフト会議では、4球団競合の末、長嶋監督が交渉権を引き当て、読売ジャイアンツに入団した。
高卒1年目から一軍の舞台を経験し、57試合の出場で11本塁打をマーク。翌年には全130試合に出場し20本塁打を放つなど成長を遂げ、早くもレギュラーに定着。
その後は日本球界最高のスラッガーとして好成績を残し続け、本塁打王、打点王、最高出塁率をそれぞれ3回、首位打者を1回と打撃タイトルを数々獲得。
50本塁打を放った2002年オフにメジャーリーグ挑戦を表明し、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍。メジャー2年目には大谷翔平に更新されるまで日本人最多記録だった31本塁打を記録した。
その後もヤンキースで主軸を任され、2009年には、現在までで日本人唯一となるワールドシリーズMVPに輝いた。しかし、翌年以降は故障に悩まされ、2012年限りで現役引退を表明。
引退後は長嶋氏と共に国民栄誉賞を受賞するなど、師弟の絆の深さを垣間見せた。同氏の弔問後には約束を果たしたいと語った松井だが、今後どういった道を歩むのだろうか。
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