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ミスターの意思を継ぎ…長嶋チルドレンとして躍動した歴代選手(1)ミスター最後のドラフト1位

2025/06/07 NEW

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産経新聞社



(左から)松井秀喜、長嶋茂雄監督、上原浩治

プロ野球 最新情報

 2025年6月3日、「ミスタープロ野球」と呼ばれ一時代を築いた長嶋茂雄氏がその人生に幕を下ろした。昭和のスーパースターが日本プロ野球界で作り上げた功績は計り知れず、長嶋氏に憧れてプロ野球選手を志した選手も少なくないだろう。そこで今回は、長嶋チルドレンとしてプロ野球界で躍動した選手を取り上げたい。

阿部慎之助

巨人・阿部慎之助
・投打:右投左打
・身長/体重:180cm/97kg
・生年月日:1979年3月20日
・経歴:安田学園高 – 中央大
・ドラフト:2000年ドラフト1位
 
 長嶋茂雄監督の退任前、最後のドラフト1位指名選手となったのが、現在読売ジャイアンツの監督を務める阿部慎之助だ。
 
 中央大から2000年ドラフト1位で巨人に入団。新人捕手ながら、開幕スタメンを勝ち取り、127試合に出場するなど大器の片鱗を示した。
 

 
 プロ2年目にも127試合の出場で規定打席到達を果たし、正捕手に定着。同年は捕手部門で自身初のベストナインとゴールデングラブ賞を受賞した。
 
 その後も「打てる捕手」として攻守に渡ってチームの主力に。2012年には138試合の出場で打率.340、27本塁打、104打点の好成績を収め、首位打者、打点王、最高出塁率のタイトルを獲得。
 
 しかし、2014年以降は故障離脱が増加し、一塁手にコンバート。出場機会は徐々に減少したが、持ち前の打撃力で随所に存在感を発揮した。
 
 捕手として復帰した2019年に現役生活に幕を下ろすと、その後は二軍監督、一軍ヘッドコーチなどの経験を経て、昨季から巨人の監督に就任。
 
 同年はチームを4年ぶりのリーグ優勝へ導いたが、クライマックスシリーズでDeNAに破れ、日本一は果たせず。今季は空から見守る長嶋氏へリーグ連覇、日本一を届けられるか。

 

 
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【了】



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