ミスターの意思を継ぎ…長嶋チルドレンとして躍動した歴代選手6人。期待に応えた大物たち
2025/06/07
産経新聞社
江川卓
・投打:右投右打
・身長/体重:183cm/90kg
・生年月日:1955年5月25日
・経歴:作新学院高 – 法政大
・ドラフト:1978年ドラフト1位
「昭和の怪物」と呼ばれ世間を席巻させた江川卓にとっても、長嶋茂雄氏は憧れの選手だった。
作新学院、法政大時代には伝説級の投球を披露し、1978年ドラフト会議では阪神タイガースが交渉権を獲得。騒動となったトレードを経て、読売ジャイアンツに移籍した。
ルーキーイヤーは27試合の登板で9勝10敗と負け越したが、翌1980年には34試合の登板で16勝12敗、防御率2.48の好成績を収め、最多勝利と最多奪三振を獲得。
入団3年目の1981年にも31試合登板で20勝6敗、勝率.769、221奪三振、防御率2.29と圧巻の成績をマークし最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率のタイトルに輝いた。
その後は右肩の故障と戦いながらもマウンドに上がり続け、チームを牽引。引退年となる1987年まで毎年2桁勝利をマークした。
プロでの現役生活は9年と長くは無かったが、球界で残した実績は「怪物級」であったことは間違いないだろう。
【了】