無念の結末に…成績不振でシーズン序盤に現場を去った監督(5)首位とゲーム差なしの“大健闘”も
2025/06/11
産経新聞社

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プロ野球の世界において、チームすべての責任を背負うのが「監督」の役割である。プレッシャーの大きいポジションだけに、チームの成績が振るわずシーズン前半から休養、事実上の解任となったケースも存在する。そこで今回は、チームの成績不振により、シーズン前半戦で現場から去った監督を取り上げたい。
森脇浩司
・投打:右投右打
・身長/体重:177cm/71kg
・生年月日:1960年8月6日
・経歴:社高
・ドラフト:1978年ドラフト2位
大健闘を見せた2014年シーズンの後、予期せぬ形で監督業から退いた森脇浩司。勝負の世界の厳しさが垣間見える一件だった。
森脇はドラフト2位で近鉄バファローズに入団すると、広島東洋カープや南海ホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)などでプレー。ユーティリティプレイヤーとして高く評価され、1996年にユニフォームを脱いだ。
ソフトバンク、読売ジャイアンツのコーチを経験し、2012年のシーズン終盤、岡田彰布の休養にともなって監督代行に就任。
翌2013年から正式に監督に就任すると、同年は5位に終わったが、翌2014年は首位とゲーム差なしの2位と躍動。
惜しくも優勝には届かなかったが、シーズンオフに小谷野栄一、トニ・ブランコといった大型補強を敢行した。
迎えた2015年、開幕前の下馬評は高かったものの、その補強選手が故障で相次いで離脱。開幕後から負けが続き、6月に成績不振を理由に休養を発表。同年限りで退任となった。
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