無念の結末に…成績不振でシーズン序盤に現場を去った監督(4)開幕序盤から連敗続きで…
2025/06/10
産経新聞社

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プロ野球の世界において、チームすべての責任を背負うのが「監督」の役割である。プレッシャーの大きいポジションだけに、チームの成績が振るわずシーズン前半から休養、事実上の解任となったケースも存在する。そこで今回は、チームの成績不振により、シーズン前半戦で現場から去った監督を取り上げたい。
高田繁
・投打:右投右打
・身長/体重:173cm/70kg
・生年月日:1945年7月24日
・経歴:浪商高 – 明治大
・ドラフト:1967年ドラフト1位
3年契約の途中で監督を辞任したのが、東京ヤクルトスワローズの監督を務めた高田繁である。
明治大学から読売ジャイアンツに1967年ドラフト1位で入団。プロ1年目から高いバッティング技術を披露し、規定未満ながら打率3割を超える成績だった。
1980年に現役を退き、1985年から日本ハムファイターズ(現:北海道日本ハムファイターズ)の監督に就任。
その後はGMも歴任したのち、2007年オフにヤクルトの監督に就任。監督初年度はリーグ5位と苦しんだが、翌2009年にはチームを3年ぶりのAクラス入りへ導いた。
しかし、2010年はチーム全体として調子が上がらず、シーズン序盤から大きく負けが先行。
そして、同年の5月下旬に辞意を表明。当初は球団から慰留されたものの、連敗を止められなかった責任を受け止め、現場から離れることを決断した。
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