無念の結末に…成績不振でシーズン前半戦で現場を去った監督6人。チームのために決断した指揮官
2025/06/07
産経新聞社

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プロ野球の世界において、チームすべての責任を背負うのが「監督」の役割である。プレッシャーの大きいポジションだけに、チームの成績が振るわずシーズン前半から休養、事実上の解任となったケースも存在する。そこで今回は、チームの成績不振により、シーズン前半戦で現場から去った監督を取り上げたい。
テリー・コリンズ
・投打:右投左打
・生年月日:1949年5月27日
低迷期のオリックス・バファローズの立て直しを期待されたテリー・コリンズ。しかし、道半ばで監督から退く結果になった。
アメリカ合衆国出身のコリンズは、現役時代にロサンゼルス・ドジャースの傘下でプレーするも、メジャー昇格を果たせず。引退後、複数のメジャー球団の監督を歴任し、2006年オフに来日した。
同年オフから監督に就任すると、2007年は成長株と見られていた坂口智隆、ルーキーの大引啓次を開幕スタメンに起用。若手起用による低迷脱却を図ったが、チームは最下位に終わった。
挽回を期待された就任2年目も開幕から波に乗れず、5月21日の試合終了後に突然の辞任を発表。日本での挑戦はまさかの形で幕を閉じた。
その後、ニューヨーク・メッツの監督に就任し、2015年にはリーグ優勝を達成。ワールドシリーズで敗れたが、その手腕はファンからも高く評価された。