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衝撃の移籍に…? 2対1の“電撃トレード”を経験した選手(6)ジャイアンツでは出番得られず…

2025/06/13

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産経新聞社



(左から)岡島秀樹、谷佳知、波留敏夫

プロ野球 最新情報

 活発にトレードが行われるようになった近年の日本プロ野球。今季も福岡ソフトバンクホークスの砂川リチャード、読売ジャイアンツの秋広優人・大江竜聖のトレードが大きな話題を集めた。一般的には1対1のトレードが多いが、複数選手が組み合わさってのトレードも過去に存在した。今回は、2対1のトレードで移籍した選手を取り上げたい。

吉永幸一郎

吉永幸一郎(ダイエー)
・投打:右投左打
・身長/体重:184cm/101kg
・生年月日:1969年5月1日
・経歴:東海大工
・ドラフト:1987年ドラフト5位
 
 バッティングコントロールを高く評価され、他球団の選手からも恐れられていたのが吉永幸一郎である。
 
 東海大工から1987年ドラフト5位で南海ホークス(現・ソフトバンク)に入団した吉永。プロ3年目に一軍デビューを飾り、69試合に出場。規定打席未満ながら打率.311の好成績を収めた。
 

 
 翌年は打率1割台と苦しんだが、1992年には規定打席をクリア。同年は打率.290をマーク、初の2桁本塁打(11本)も記録するなど、飛躍のシーズンに。
 
 その後は故障もありながら出場を重ね、1997年には132試合の出場で打率.300、29本塁打、73打点の好成績を収めるなど、ダイエーホークスの中心選手となった。
 
 しかし、2000年のシーズンでは規定打席に届かず、オフに読売ジャイアンツへトレード移籍。当初は大野倫と金銭でのトレードだったが、最終的に佐藤誠が加わって2対1のトレードになった。
 
 巨人では限られた出場機会となり、2003年限りで現役引退を表明。とはいえ、内角をうまくさばくバッティング技術は、唯一無二のものを持っていた。

 

 
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【了】



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