衝撃の移籍に…? 2対1のトレードで移籍した経験がある選手6人。球界を驚愕させた大物選手たち
2025/06/08 NEW
産経新聞社
吉永幸一郎
・投打:右投左打
・身長/体重:184cm/101kg
・生年月日:1969年5月1日
・経歴:東海大工
・ドラフト:1987年ドラフト5位
バッティングコントロールを高く評価され、他球団の選手からも恐れられていたのが吉永幸一郎である。
東海大工から1987年ドラフト5位で南海ホークス(現・ソフトバンク)に入団した吉永。プロ3年目に一軍デビューを飾り、69試合に出場。規定打席未満ながら打率.311の好成績を収めた。
翌年は打率1割台と苦しんだが、1992年には規定打席をクリア。同年は打率.290をマーク、初の2桁本塁打(11本)も記録するなど、飛躍のシーズンに。
その後は故障もありながら出場を重ね、1997年には132試合の出場で打率.300、29本塁打、73打点の好成績を収めるなど、ダイエーホークスの中心選手となった。
しかし、2000年のシーズンでは規定打席に届かず、オフに読売ジャイアンツへトレード移籍。当初は大野倫と金銭でのトレードだったが、最終的に佐藤誠が加わって2対1のトレードになった。
巨人では限られた出場機会となり、2003年限りで現役引退を表明。とはいえ、内角をうまくさばくバッティング技術は、唯一無二のものを持っていた。
【了】