期待通りの大活躍…中日、今世紀の最強ドラ1選手(5)現役トップクラスの“精密機械”
2025/06/13 NEW
産経新聞社

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プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。中には実力を発揮できないまま戦力外となる選手もいるが、プレッシャーを乗り越えて球界を代表する選手となった例も多い。今回は、中日ドラゴンズからドラフト1位指名を受け、チームの中心となった選手を紹介する。
柳裕也
・投打:右投右打
・身長/体重:180cm/85kg
・生年月日:1994年4月22日
・経歴:横浜高 – 明治大
・ドラフト:2016年ドラフト1位
2球団競合の末、中日ドラゴンズに入団した柳裕也。期待通りの成績を残したシーズンもあったが、近年は苦しんでおり、今季は巻き返しを図りたい。
明治大ではエースとして全国制覇を経験するなど、即戦力右腕と高い評価を得て、ドラフト会議では2球団が1位指名。抽選の結果、中日への入団が決定した。
プロ入り当初は苦しんだが、プロ3年目の2019年に初の2桁11勝を挙げ、先発ローテーションに定着。
2021年には26試合(172回)を投げ、11勝6敗、168奪三振、防御率2.20と傑出した数字を残した。同年は最優秀防御率、最多奪三振の投手二冠に加え、ベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞を果たした。
翌2022年は、9勝止まりと惜しくも2桁勝利に届かなかったが、先発陣の中心を担った。
2023年も24試合に先発し防御率2.44を記録しながらも、援護に恵まれず4勝11敗と大きく負け越す結果に。
昨季も13試合の登板で4勝5敗、防御率3.76と成績を落としているだけに、今季は奮起を見せたいところだ。
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