期待通りの大活躍…中日、今世紀の最強ドラ1選手(4)色褪せない沢村賞サウスポー
2025/06/06
産経新聞社

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プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。中には実力を発揮できないまま戦力外となる選手もいるが、プレッシャーを乗り越えて球界を代表する選手となった例も多い。今回は、中日ドラゴンズからドラフト1位指名を受け、チームの中心となった選手を紹介する。
大野雄大
・投打:左投左打
・身長/体重:184cm/85kg
・生年月日:1988年9月26日
・経歴:京都外大西高 – 佛教大
・ドラフト:2010年ドラフト1位
2020年に沢村栄治賞に輝くなど、球界を代表するサウスポーへと成長した大野雄大。ドラフト1位入団にふさわしい活躍を見せている。
大野は、2010年ドラフト1位指名で中日ドラゴンズの一員となった。プロ3年目に初めて規定投球回をクリアして10勝を挙げると、同年から3年連続で2桁勝利を達成。
しかし、その後は2桁勝利に届かないシーズンが続き、2018年にはまさかの未勝利に終わるなど、苦しい時期を過ごした。
それでも、2019年は最優秀防御率(2.58)を獲得し、復活の足掛かりを作ると、翌2020年には20試合(148回2/3)を投げ、10完投6完封、11勝6敗、148奪三振、防御率1.82と傑出した数字をマーク。投手二冠(最優秀防御率、最多奪三振)に加え、沢村賞を受賞した。
2021年に行われた東京五輪では、チームから唯一日本代表に選出され、優勝に貢献するなど国際大会の舞台も多く経験している。
2023年は故障の影響でわずか1試合、昨季も9試合の登板に終わったが、円熟味を増したベテランらしい投球でチームを牽引している。
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