誰が予想できた?早すぎる退団となった歴代助っ人(6)阪神退団の理由は”お告げ”?
2025/05/19
産経新聞社

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プロ野球では、毎年のように助っ人外国人選手が各チームに入団する。時にはメジャー経験豊富な助っ人も日本でのプレーを選択し、その際は野球ファンの期待も高まるばかりだ。しかし、その期待とは裏腹に、早期帰国となる展開も少なくない。今回は、早すぎる帰国となった歴代助っ人を紹介する。(文・シモ)
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マイク・グリーンウェル
・投打:右投左打
・身長/体重:183cm/93kg
・生年月日:1963年7月18日
・経歴:ノースフォートマイヤーズ高 – レッドソックス – 阪神
「神のお告げで退団…。」
長年のプロ野球ファンなら、心ざわつくフレーズではないだろうか。その発言の主が、マイク・グリーンウェルである。
グリーンウェルは、メジャーリーグのボストン・レッドソックスで1985年〜96年までプレーし、通算打率.303、1400安打、130本塁打、726打点の成績を残した。
1996年のオフ、西武ライオンズ(現:埼玉西武)からFA宣言した主砲・清原和博の獲得に失敗した阪神タイガースが、グリーンウェルを獲得した。
キャンプも精力的にこなしていたグリーンウェルだったが、オープン戦前に暗雲が立ちこめる。
家族の結婚祝いなどを理由に、一時帰国してしまうのだ。さらには背中のケガで、来日が4月下旬まで遅れてしまう。
やっとのことでデビューしたのは、ゴールデンウィーク中の5月3日の広島戦である。
2試合で3安打、5打点の成績を残したグリーンウェルだが、5月10日の巨人戦で自打球を右足に当てた際に骨折した。
その後、冒頭の「神のお告げ」発言を残して、電撃引退したのである。阪神ではわずか7試合の出場で、打率.231、5打点の成績に終わった。
阪神ファンの間では、ゴールデンウィーク限定で活躍した助っ人として記憶されている。
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