誰が予想できた?早すぎる退団となった歴代助っ人6人。日本で苦しんだ外国人選手たち
2025/04/30 NEW
産経新聞社
ヤンガービス・ソラーテ
・投打:右投両打
・身長/体重:180cm/93kg
・生年月日:1987年7月3日
・経歴:トーマスアルバエディソン高 – ヤンキース – パドレス – ブルージェイズ – ジャイアンツ – 阪神
ベネズエラ出身のヤンガービス・ソラーテも、来日1年目でNPBを去ることになった1人だ。
2014年にニューヨーク・ヤンキースとメジャー契約後、サンディエゴ・パドレス、トロント・ブルージェイズなどでメジャー経験を積んだ後、2019年7月に阪神タイガースに加入した。
当時、阪神は慢性的な得点力不足に悩んでおり、ソラーテは一発のある助っ人として期待された。
同月26日の読売ジャイアンツとの伝統の一戦に「2番・遊撃」として出場。さっそく2点本塁打を放ち、来日初安打・初打点を記録してファンを熱狂させた。
また、同月30日の中日戦では逆転サヨナラ2点本塁打を放ち、優勝を狙うチームの勢いをつけるには十分な活躍を予感させたのである。
しかし、徐々に不調に陥り、20試合の出場で一軍登録を抹消されてしまう。その後は再び一軍に招集されるも、モチベーション面を理由に一軍昇格を拒否。
結局、シーズン終了を待たずに球団から途中解雇され、退団の運びとなった。NPBでは20試合の出場で、打率.188、4本塁打、9打点と寂しい成績に終わってしまった。
本職は三塁手だったが、慣れない遊撃や二塁を守らされたことも、多少打撃に影響を与えたのかもしれない。