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巨人・菅野、白星増えず直面する大きな壁。エースの近未来へ原前監督が送っていた金言

巨人のエース、菅野智之の勝ち星が増えない。ローテ1番手ということもあり、好投しても打線の援護に恵まれない試合展開が続いているからだ。

2016/07/31

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シーズン途中から復帰した内海と勝ち星が並ぶ状況

 そうこうしているうちに開幕から約2カ月も遅れて先発ローテに戻ったはずのベテラン・内海哲也が29日のヤクルト戦で今季6勝目をマークし、今季開幕投手も務めてその後も好投を続ける菅野の勝ち星と並ぶ〝珍現象〟も起こった。

 ちなみにその菅野は昨季も10勝11敗と負け越していながら、防御率は広島のクリス・ジョンソンに次いで2位の1.91と素晴らしい数値を残している。近年でいかに打線の援護を得られずに勝利を積み上げられていないかが、よく分かる。

 奇しくも伯父の原辰徳前監督が指揮官時代、大勢のメディアに対して「近未来の菅野」について述べていた。

「彼は間違いなくズバ抜けた能力を持つ人材だが順風満帆に成長を遂げる中で、きっとこの先に大きな壁にもぶつかる。そこではおそらく悩んで苦しむことになるでしょう。だが、それは非常に乗り越えがいのある壁で、そこを乗り越えられたとき、一流から超一流にステップアップする。私は彼がそれを成し得る投手だと思っている」

 打線の援護を得られないところは、もちろん「運」に左右される部分が圧倒的に多いだろう。しかしながら、そういう不遇の中でも自分の投球を見失わずにマウンドに立ち続け、自身も今季のテーマとしている「圧倒」を貫くべきである。前出の原前監督の〝予言〟には、そういう意味合いも含まれているように思う。技術だけでなくメンタルの面でもタフになって、さらに大きく成長していく菅野の今後に期待したい。

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