ジャイアンツは“選外”に…巨人が獲得できなかった大物(4)阪神との“一騎打ち”でも
2025/07/15
産経新聞社

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2025年シーズンは、セントラル・リーグ連覇、悲願の日本一を目指す読売ジャイアンツ。オフには甲斐拓也のFA補強に成功した。これまでの歴史を振り返っても、FA市場などで実績ある選手の獲得。一方で、近年は大型補強に乗り出すも、失敗に終わるケースも増えている。ここでは、巨人が獲得できなかった大物選手を紹介したい。
メル・ロハス・ジュニア
・投打:右投両打
・身長/体重:189cm/110kg
・生年月日:1990年5月24日
・経歴:ワバッシュバレー大 – 米マイナー – 韓国・KT
韓国プロ野球(KBO)で圧倒的な成績を残し、2021年に阪神タイガースに加入したメル・ロハス・ジュニア。読売ジャイアンツも獲得を狙っていたが、争奪戦に敗れた。
2017年のシーズン途中に、韓国のKTウィズに入団したロハス。すると、翌2018年には打率.305、43本塁打、114打点という成績を叩き出した。
さらに、2020年は打率.349、47本塁打、135打点という圧倒的な数字を残し、打撃2冠(本塁打王・打点王)とMVPに輝いた。同年オフには日米韓の複数球団による争奪戦に発展し、2年契約で阪神入りを決断した。
しかし、NPB初年度は21打席連続無安打というまさかの出だしに。徐々に適応を見せたが、同年は60試合の出場で打率.217、8本塁打、21打点と韓国で残した成績とは程遠い数字に終わった。
翌2022年も89試合に出場したが、打率.224、9本塁打、27打点と成績を伸ばせず。本領を発揮できないまま、同年限りで退団となった。
その後はメキシカンリーグでプレーし、昨季は再び韓国のKTウィズでプレーした。
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