ジャイアンツは“選外”に…巨人が獲得できなかった大物(3)原監督が「直接交渉」も
2025/07/08
産経新聞社

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2025年シーズンは、セントラル・リーグ連覇、悲願の日本一を目指す読売ジャイアンツ。オフには甲斐拓也のFA補強に成功した。これまでの歴史を振り返っても、FA市場などで実績ある選手の獲得。一方で、近年は大型補強に乗り出すも、失敗に終わるケースも増えている。ここでは、巨人が獲得できなかった大物選手を紹介したい。
美馬学
・投打:右投左打
・身長/体重:169cm/75kg
・生年月日:1986年9月19日
・経歴:藤代高 – 中央大 – 東京ガス
・ドラフト:2010年ドラフト2位
2019年オフにFA権を行使し、千葉ロッテマリーンズに移籍した美馬学。読売ジャイアンツも原辰徳監督(当時)が交渉に参加するなど熱意を示したが、獲得には至らなかった。
2010年ドラフト2位で東北楽天ゴールデンイーグルスの一員となった美馬。プロ2年目に先発へ転向すると、23試合(154回2/3)を投げて8勝をマークした。
さらに、2013年の日本シリーズでは快投を披露し、同シリーズのMVPを受賞。同年は田中将大(現:楽天)の24連勝が話題となりながらも、美馬も日本一の立役者の1人となった。
2019年オフにFA宣言すると、巨人をはじめ、東京ヤクルトスワローズなど複数球団が獲得に参戦。交渉の末、ロッテへの移籍が発表された。
移籍初年度は19試合の登板で10勝4敗、防御率3.95の活躍を見せ、2022年にも20試合の登板で10勝をマーク。
しかし、36歳を迎えた2023年は、18試合の登板で3勝9敗、防御率4.76と大きく数字を落とした。
さらに昨季は、わずか3試合の登板で0勝2敗、防御率7.43と大きく低迷。さらに今季は一軍登板なく、苦しい立場になりつつある。
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