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FA動向に注目も…プロ野球、FA宣言残留を決断した6人。チームに残った歴代選手たち

2023/11/30

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産経新聞社



多村仁(仁志)

ソフトバンク・多村仁志
出身:神奈川県
投打:右投右打
身長/体重:180cm/80kg
生年月日:1977年3月28日
ドラフト:1994年ドラフト4位
 
 第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での活躍も印象深い多村仁(仁志)。多村もまた、FA権を行使したが残留を決意した1人だ。
 
 横浜高校では高校通算14本塁打を記録。持ち前の強肩と将来性も高く評価され、横浜ベイスターズがドラフト4位指名。
 

 
 高卒3年目にプロ初アーチを放ったが、大けがもあって一軍定着はならず。それでも2004年には打率.305・40本塁打・100打点と大ブレイク。翌年も31本塁打を放ち、チームに欠かせない存在となった。
 
 2007年からは福岡ソフトバンクホークスにトレード移籍すると、移籍初年度からレギュラーとして活躍。その後は故障に苦しむ時期もあったが、2010年はチーム三冠の成績を残した。
 
 同年オフには海外FA権を行使。メジャー移籍も視野に入れていたが、チーム内から残留を熱望する声もあり、チーム愛を貫いて残留。
 
 2011年以降は打撃で苦しみ、古巣の横浜や中日ドラゴンズを経て、2016年限りで現役引退。故障との戦いも多くあったが、22年間のプロ野球生活を送った。

 

 

 
【了】

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