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ロッテ・藤岡、中継ぎを経験して取り戻した自信。かつての『東都のドクターK』は覚醒の2016年に

開幕からロッテのブルペン陣は好調だ。日に日に存在感を増しているのが藤岡貴裕だ。

2016/04/07

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ヨガを始めた理由

 藤岡貴裕がヨガを始めたのは2014年のオフ。通っているジムにヨガ教室があったのがきっかけだった。

「体がどちらかというと全体的に硬めだったので、もっと柔軟性を出そうと思って始めました」(藤岡)

 ヨガはインナーマッスル、体幹など筋力の向上に効果的で、筋肉や関節の柔軟性を出し、怪我の防止に繋がるだけでなく、自身の体の歪みを知ることで、体の左右のバランスを養い、投球フォームの向上にもつながる効果がある。同僚の唐川侑己も、藤岡より一足先にこれに取り組んでおり、昨年のオフからは野手の鈴木大地もこの輪に加わった。

 もちろんそこには「何かを変えたい」という藤岡の強い意志が存在した。

「左のエース候補」として、2011年にドラフト1位で千葉ロッテに入団。先発陣の一員として3年間、ローテーションを守ってきたが、自身の目標の一つとして掲げてきた「二桁勝利」には届かず、ときに中継ぎを任されるなど悔しいシーズンが続いた。

 昨年(2015年)は、開幕直後の4月1日の北海道日本ハム戦で先発するも5回4失点と躓き、即ファーム行きを命じられると、5月2日の昇格後に再び同じ舞台、同じ相手でチャンスをもらうものの3回8安打8失点と結果を残せず、再度のファーム行きを言い渡され、試練の一年を迎えた。

 一軍再昇格後、彼に与えられたポジションは中継ぎ、しかもゲームの流れが左右するロングリリーフ要員だった。出番が、いつ、どことハッキリしないポジション。

 「先発の日はこの日って決まっていますけど、中継ぎはいつ行くか分からない状態なので最初は変な感じがありました」と藤岡は、当時のことを振り返る。

 それでも短いイニングで、ペース配分を考えずかえって思い切り投げられたことも、彼にとっては良かったのだろう。6月9日から7月7日までに投げた11試合では失点、自責点が共に0。直球もキレが戻り、奪三振が増え、彼本来の投球を取り戻していった。

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shiro