データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)





【4月5日~7日】巨人・阪神、好調チーム同士による伝統の一戦。セ・パ第4節展望

2016年4月5日~7日までの第3節、勝負のポイントはどこにあるか。

2016/04/04

text By

タグ: , ,



第4節 ソフトバンク―ロッテ ヤフオクドーム

ソフトバンクは前回登板で6回10安打4失点と打ち込まれた和田が初戦のマウンドに立つ。どこまで制球力を高められるかがカギになるだろう。ロッテ打線が粘り強いだけに、角中ら高めに強い打者には低めのコントロールが求められる。2戦目の先発はおそらく千賀になる。前回は粘りのピッチングで勝利を挙げているだけに期待できるだろう。打線はトップバッターが固定されないなどの不安定要素はあるが、試合展開の中で状況を打開できる選手がたくさんいる。これまで思うように勝てていないという評価もあるが、最後まで試合がどちらに転ぶかわからない展開に持ち込んでおり、それほど心配するほどではない。

対するロッテの初戦先発は、先発2試合目になる二木が登板する。前回は5回もたずに降板しているだけに、同じ轍は踏みたくない。打線は1番・岡田、5番・角中が出足好調で、チームに勢いをもたらしている。クルーズと今江が抜けた穴を、細谷、中村、三木、高濱らで争いながら副作用をもたらしている。昨季、ソフトバンクにはビジターで大きく負け越しているだけに、食らいつきたい。

第4節 西武―日本ハム 西武プリンスドーム

連敗を3で止めた西武は前節でソフトバンクに勝ち越した日本ハムを迎え撃つ。初戦はエースの岸が満を持して登板、先週に引き続き、昨季、大きく負け越した相手に準備してきた。ここで勝って日本ハムの勢いを止めつつ、チームとしても連勝につなげたいところだ。2戦目先発予定の野上は前回登板でKOされたが、決して内容が悪かったわけではない。しっかりとゲームを作り、チームにリズムを与えたい。打線は昨年と違って、序盤から打線の組み換えを行うなど積極的だ。3日の試合では浅村を2番に置いたが、次なる策をどう執ってくるかも注目だ。栗山が好調を維持しているだけに、彼をどう生かすかがポイントだ。

日本ハムは吉川が先陣を切る。相手は岸とあって気の抜けない戦いになる。前回は打線の大量援護に支えられたが、今回は先に点を与えないようにしたい。打線は2番の西川に少し復調の兆しがみえてきた。走者になれば足のある選手だけに、怖い存在になることは間違いない。前節で一発を打った中田、レアードも調子を上げたいところだ。

第4節 オリックス―楽天 京セラドーム

いまだエンジンの掛からないオリックスとスタートダッシュに成功した楽天という好対照な両者が対戦する。初戦を任されるオリックス・西は、前回登板で5回8失点(自責は7)と炎上した。2年連続二ケタ勝利をあげている投手としては、2戦連続での無様なピッチングは許されない。2戦目先発予定の東明は前回登板で勝利を挙げているだけに、二人で連勝して3戦目の山﨑福につなげたい。打線は1番の吉田尚、2番と下位を打つ西野がチームに勢いをつけている。若い力と外人の二人と糸井、中島ら中堅選手をうまく絡めたい。

楽天は投打がかみ合っている印象だ。初戦先発の辛島がやや心配だが、2戦目は前回、見事な完封勝利を挙げた美馬が登板する。美馬のようなリズムのいい投手は、その試合だけでなくチーム全体を乗せる効果がある。打線は1番の岡島が好調で、5番の今江もいい滑り出し。下位を打つ、藤田、嶋がいぶし銀の活躍をみせている。4番のウィーラーが西武戦で当たりが出てきた。今節の爆発が期待できるかもしれない。

<セ・リーグ>

第4節 広島―ヤクルト マツダスタジアム

前節で2度の延長戦を落とした広島はメンタルコントロールが難しい。地元に戻っていかにして出直せるか。不安要素はジャクソン、中崎までつなぐ中継ぎ陣に信頼性を失っている点だ。それだけに初戦先発の野村には大きな期待が掛かる。前回登板では負け投手になったが、どう立て直してくるか。序盤から試合を優位に運び楽な展開に持ち込むためにも、先発がうまくゲームを作りたい。打線は「キク・マル」コンビに1番の田中に復調の気配が漂ってきた。ルナら主軸はまだ本調子ではないが、若い力で勢いをつけていきたい。

一方のヤクルトは打線好調。川端、山田に移籍加入の坂口が1番に入っている。3日にはバレンティンが1軍に昇格し、さらなる厚みを加えている。課題の投手陣は成瀬が中5日で初戦に先発予定だ。前回登板では阪神打線を2安打に抑えた。中継ぎ陣がいまだ不安定なだけに、FA移籍2年目、エース級の存在感を示したいものだ。打線が良いといっても流れを失うと試合をものにしていくのは厳しくなる。成瀬のピッチングに注目したい。

第4節 中日―DeNA ナゴヤドーム

ともに波に乗れない戦いが続く両チームの対戦だ。連敗を止めて地元に返ってきた中日がやや優勢か。初戦先発の若松は、前回登板で勝利を挙げている。6回7安打を浴びながらも10三振を挙げ2失点にとどめた。昨季2ケタ勝った自信をうまくつなげている。2戦目以降はローテ再編で谷繁監督がどのような手を打ってくるか、注目したい。打線は3日の試合で桂の逆転本塁打が出たが、まだつながりに課題がある。現在、リーグ2冠のビシエドと高橋が好調をキープしているが、それ以外の打者に元気がない。大島、平田らチームの軸となるべき選手の奮起が必要だ。

DeNAは、先発投手陣の出来がそれほど悪いわけではない。初戦先発の今永、2戦目予定のモスコーソとも、前回登板はQSをクリアして役割を果たしている。苦しいのは打線のほうだ。3日の試合では打線の入れ替えを行ったが効果はなかった。4番・筒香頼みというところから脱しきらなければいけない。今は我慢の時期というのは前回も書いた気がするが、もう少しエンジンの回転数を上げたい。

第4節 巨人―阪神 東京ドーム

新監督を迎え好調に滑り出している両チームの対戦。これほど序盤から両者が調子のいいシーズンもなかなかない。このタイミングでぶつかる伝統の一戦は否が応でも盛り上がるだろう。巨人の初戦先発はポレダ。昨季8勝のうち5勝が阪神戦と好相性だ。セ・リーグの左腕では、おそらく最速で強いボールを投げられるのも特徴だ。阪神の上位2人が若いだけに、それらの打者をどう料理していくのか。打線は立岡・坂本が好調で主砲・ギャレットも4本塁打と力強い。亀井をあえてジョーカー的に使う高橋監督の采配も心憎い。延長戦3試合負けなしの競り合いの強さは際立っているが、これが後半に響くとも限らない。なるべくは9回で決着したいところだ。

阪神は初戦を藤浪で勝って、良いスタートを切りたい。昨季は巨人戦で4敗を喫しているだけに、今年こそという思いは強いはずだ。前回登板で完投を狙って失敗。その分、投球数が多くなったことがこの試合にどの程度影響するか。打線は2、3日の試合で計13得点と好調だ。若手、中堅、ベテラン、どの世代もバットが振れていて心配はない。これまでの3敗のうち2敗が左腕というのが偶然であることを祈りたい。

スポンサードリンク