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野手が圧倒的に活躍する阪神のFA移籍組~鳥谷の穴を中島獲得で埋められるか?

エース能見篤史の宣言残留、メジャー挑戦を視野に入れる鳥谷敬など、阪神所属の選手のFA権行使に関するニュースが、日々メディアを騒がせている。またMLBアスレチックスの中島裕之ら、獲得交渉に乗り出すと噂される選手の話題にも事欠かない。投手よりも野手が活躍してきた阪神のFA移籍の歴史を振り返る。

2014/11/09

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阪神は鳥谷流出の穴を中島獲得で埋められるか?

 チームのショート不動のレギュラーである鳥谷敬が、FA権行使によるメジャー挑戦が確実視されるなど、阪神の移籍市場に関する動向に注目が集まっている。

 鳥谷は入団2年目の2005年以降、ほぼすべての試合に先発出場し、ショートを守ってきた。打撃、守備とも安定し、何よりもケガが少なく、チームからすれば継続してゲームに出てくれる〝間違いのない〟存在。もし、これだけ計算の立つ選手がいなくなるとなれば、その損失は計り知れない。

 既存の若手にもショートを守ることができる選手は複数いるものの、鳥谷の穴を埋めるとなると、やはり荷が重いのが実情だろう。

 ただし、MLBのオークランド・アスレチックスをFAとなった中島裕之なら話は別だ。2013年のメジャー移籍後は、不調やケガなどによって不遇を味わったが、日本におけるショートとしての実績は申し分ない。

 NPB時代に所属していた西武では6シーズンで打率3割超えを果たし、最高出塁率や最多安打のタイトルを獲得。勝負強いバッティングで中軸を任されていた。さらにベストナインに4度、ゴールデングラブ賞に3度輝くなど、守備も安定感抜群。実戦感覚さえ戻れば、現在でも日本のトッププレーヤーの一人であることは間違いないだろう。

 阪神以外にも複数球団が獲得に乗り出したと報道されるなどライバルは多い。
 獲得成功となれば、鳥谷流出で空いた大きな穴を十分に埋められるはずだ。

 また、これまで阪神がFAで獲得してきた〝野手〟は、それぞれに実績の違いはあっても、活躍を見せた選手が圧倒的に多い。阪神がFAで獲得してきた野手の歴史を振り返る。
 

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