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「広島→青森→広島」青森大の俊足外野手・名原典彦はカープ機動力復活の“救世主”となるか

2022/10/30

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川浪康太郎



プロ野球最新情報

 青森大の名原典彦外野手(4年=瀬戸内)が、広島東洋カープから育成ドラフト1位指名を受けた。身長182センチ、体重82キロと恵まれた体格で、俊足が武器の右打者。出身は広島市だが、大学の4年間は地元から遠く離れた青森の地で実力を磨いてきた。プロの世界で活躍し、故郷に錦を飾ることはできるか。大学最後の試合を終えたばかりの名原に話を聞いた。

 

 

「素直に嬉しい」地元球団からの指名

 ドラフトから約10日後の10月29日、明治神宮大会出場を懸けた東北地区大学野球代表決定戦に北東北大学野球連盟代表として出場した青森大は、仙台大に0-6で敗れた。名原にとってはこれが大学生活最後の公式戦となったが、敗戦の中、2安打2盗塁と孤軍奮闘。「『ヒットを打って盗塁を決める』という自分のプレースタイルを2度見せられたので、80点くらいの出来」と清々しい表情で振り返った。
 

 
 プロ野球は小学5年の頃から志していた世界。本指名を目指していただけに、育成ドラフトで名前が呼ばれた際は、「悔しい気持ちと嬉しい気持ちが一緒に存在していた」という。それでも、地元の球団であるカープから指名されたことについては「広島県民との距離が近い球団なので、そこでプレーできるのは素直に嬉しい」と声を弾ませる。

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