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引退後も大活躍…東京大学出身の歴代プロ野球選手6人。東大からプロ入りした文武両道の選手たち

2022/10/28

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産経新聞社



宮台康平


 
投打:左投左打
生年月日:1995年7月1日
経歴:湘南高 – 東京大
ドラフト:2017年ドラフト7位
通算成績:3試合(7回)、0勝0敗、7奪三振、防御率9.00
 
 宮台は東大3年次に早大との春季リーグ開幕戦で毎回奪三振を記録。この試合で記録した奪三振は13を数え、東大の1試合最多奪三振数を70年ぶりに更新した。大学日本代表にも選出されるなど実績を残し、ドラフト7位で日本ハムに入団した。
 
 ルーキーイヤーとなった2018年は8月23日のソフトバンク戦でプロ初登板・初先発を果たす。4回2/3を投げ2失点と好投したが、勝敗はつかなかった。試合中の股関節の故障により、1年目はこの1試合の登板に終わった。その後2年間は1軍出場がなく、2020年オフに自由契約となる。
 

 
 トライアウトを経て2021年からはヤクルトに所属すると、今シーズンは2軍戦での高い奪三振率を引っ提げ、7月14日の中日戦で自身4年ぶりとなる1軍登板を果たす。8回に登板すると、三者凡退に抑え復調をアピールした。しかし、同月17日のDeNA戦では1回1/3を5失点と精彩を欠き試合翌日に登録抹消。そして10月28日、球団から戦力外通告が発表された。
 
 東大出身の先輩たちは、それぞれ彼らにしか歩めない道を選択して歩んでいった。宮台は今後どのような道のりを歩むのか。左腕の去就に注目が集まる。

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