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【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】 「シリーズ男」は誰? 両チームの伏兵捕手の打撃に注目!

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。第12回目は「日本シリーズ」についてだ。

2014/10/24

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ソフトバンク打線相手に、気になる阪神先発陣の数字

 次に投手成績も確認しておこう。今季の最終成績と、過去3年の交流戦での成績だ。打者同様、他球団所属時の数字も含んでいる。
 
hiro-12-4
 
hiro-12-5
 
 阪神の先発陣は総じて数字が良くない。
 とりわけメッセンジャーは前述のとおり李や内川に打ちこまれているのは気がかりだ。
 
 先発陣では対戦数が少ないが、岩田稔が良い数字を残している。
 
 リリーフ陣はどうだろうか。ベテランの中継ぎの安藤優也。5回登板して1失点。筒井和也、加藤康介という左の救援投手もソフトバンクを抑えている。
 
 これまでの対戦成績からしても、試合は接戦となり、先発が同点あるいは僅差で降板してセットアッパー、クローザーに継投となるケースが多いと考えられる。そうなると福原忍も含めた中継ぎ投手陣の活躍が勝負を左右するかもしれない。
 
 ソフトバンクでは、スタンリッジが今季、古巣の阪神を一度完封している(6月9日の甲子園での試合、相手投手はメッセンジャーだった)。
 昨年同僚だった二人、二度目の対決が再現すれば、試合はさらにヒートアップすることだろう。
 
 そして大隣憲司だ。今季難病から復活を果たし、クライマックスシリーズでも好投した。摂津正の状態が上がらない中、今やエースといっても良い。
 阪神戦は2012年以来投げていないが、故障前よりも打者との駆け引き、制球の精度は向上しているように思える。
 
 救援陣では広島、西武時代を通じてサファテが阪神にはほとんど打たれていない。9回にサファテが出てくる展開だと、阪神は非常に苦しくなるだろう。
 
 短期決戦は初戦が重要と言われる。阪神はエースのメッセンジャーを立てるだろう。ソフトバンクは中田賢一かスタンリッジ、2戦目が大隣ではないか。
 
 どちらが主導権を握るか、そしてどちらに「シリーズ男」が出てくるか、序盤戦に注目したい。

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