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中日の“歴代最強”セカンド5人。球団史を彩る正二塁手の系譜、ドラゴンズレジェンド選手たちの成績は?

2022/03/01

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産経新聞社



高木守道(たかぎもりみち)

投打:右投右打
身長/体重:174センチ/72キロ
生年月日:1941年7月17日
経歴:県立岐阜商
○盗塁王:3回(1963、65、73年)
○ベストナイン:7回(1963-67、74、77年)
○ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞):3回(1974、77、79年)
○オールスターゲーム出場:4回(1966-67、73、79年)
 
 チーム一筋を貫いた2代目“ミスタードラゴンズ”。走攻守三拍子揃った名セカンドとして球史に名を刻んだ。レギュラーの座を確固たるものとした1963年にキャリアハイの50盗塁を決め、盗塁王とベストナインを戴冠。65年には打率.302、44盗塁の成績で2年ぶりの同時受賞を果たした。その後も世代屈指の二塁手としてキャリア晩年まで活躍を続け、リードオフマンを担った73年は8年ぶりの最多盗塁(28個)を獲得し、引退前年の79年には13年ぶりとなる打率3割をクリア。21年間の現役生活を送り、球界最高とも称される二塁守備でダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞、1972年に設立)3回、ベストナイン7回受賞。打撃面ではパンチ力が際立ち、2桁本塁打を記録したシーズンは計14度(1963、65-70、72、74-79年)を数えた。

 通算成績は、2282試合出場、打率.272、2274安打、236本塁打、813打点、369盗塁となっている。

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