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阪神の“歴代最強”ファースト5人。球団史を彩る正一塁手の系譜、タイガースレジェンド選手たちの成績は?

2022/02/01

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産経新聞社



 球史を振り返れば、どの球団にもポジションの代名詞と言える名選手がいるものだ。強いチームには、必ず確固たる地位を築くレギュラー選手の存在がある。今回は、ポジション毎に球団を支えてきた偉大な選手たちを紹介する。(阪神タイガース・一塁手編)
 

 

藤村富美男(ふじむらふみお)


投打:右投右打
身長/体重:173センチ/79キロ
生年月日:1916年8月14日
経歴:呉港中
○最高殊勲選手(現最優秀選手・MVP):1回(1949年)
○首位打者:1回(1950年)
○本塁打王:3回(1936秋、1949、53年)
○打点王:5回(1944、47-49、53年)
○最多出塁率(現最高出塁率):1回(1950年)
○ベストナイン:6回(1947-52年)
○オールスターゲーム出場:5回(1951-55年)
※ベストナインはすべて三塁手部門での受賞。

 球団の礎を築いた初代“ミスタータイガース”。創設時〜40年代は投手との二刀流としても活躍した。47年以降は不動の「4番・三塁」として打線を牽引し、首位打者、本塁打王、打点王、最多出塁率(現最高出塁率)など打撃タイトルを総なめ。49年には打率.332、46本塁打、142打点と圧巻の成績を残し、最高殊勲選手(現最優秀選手・MVP)にも輝いた。キャリア晩年の53年には一塁へコンバートし、同年は打率.294、27本塁打、98打点をマーク。打撃2冠(本塁打・打点)を受賞するなど変わらぬ存在感を発揮し、55年シーズン途中からは選手兼任監督も務めた。
 
 通算成績は、1558試合出場、打率.300、1694安打、224本塁打、1126打点、103盗塁となっている。

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