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得点圏打率だけでは表れない真の勝負強さ NPB最強のクラッチ・ヒッターは?【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回はNPB最強のクラッチ・ヒッターについてだ。

2015/09/26

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柳田の得点圏打率4割超え

 クラッチ・ヒッターとは、好機にタイムリーヒットが打てる勝負強い打者のことを指す。
打者の成績は、打率や本塁打などの打撃成績で表されるが、チームにとって貢献度が高いのはそうした個人成績のみならず、好機に打点を挙げる選手だと言えよう。

 一般的には、クラッチ・ヒッターを表す指標に、「得点圏打率」がある。
 走者二塁以上の「得点圏」での打率。両リーグの10傑を上げてみる(数字は24日試合終了時点)。

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 パの1位、柳田悠岐は4割を超す驚異的な打率だ。今季のチーム貢献度の高さがわかる。セはDeNAの主砲・筒香嘉智だ。セ・パの強打者が並んでいる。ソフトバンクは得点圏打率上位に3人もランクイン。得点圏で確実に走者をかえしていれば、チームの勝利数が増えるのも納得できる。
 秋山翔吾も得点圏打率が5位の.339、24日時点での秋山の通算打率は.352。秋山は得点圏でもそうでなくても、常に安打を打っている。柳田同様、これほど嫌な打者はいない。

 しかし、今回は「他の状況より、好機によく打つ打者」という視点で、単純な数字だけでは表れない勝負強さに突出したクラッチ・ヒッターを探ってみる。
そこで、得点圏打率―通算打率という計算をしてみた。その「差異」こそが「好機での強さ」の指標になるのではないか。

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