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法政大学・山下輝(やましたひかる)とは。トミー・ジョン手術から復活遂げた大型左腕【ドラフト2021】

2021/09/27

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 2021年プロ野球ドラフト会議を10月11日に控え、今年もドラフト候補選手たちに大きな関心が寄せられている。そこで弊サイトでは、特に注目を集める選手に焦点を当て、経歴、プレースタイルなどに迫っていく。今回は、東京六大学野球連盟・法政大の山下輝投手だ。
 

 
 山下は、岩根フェニックス(岩根小)、岩根西中、木更津総合高を経て法政大に入学した左腕(左打)。身長188センチ、体重100キロ。(野球日本代表「侍ジャパン」、法政大野球部のHPより)

 木更津総合高時代には打撃にも定評があり、1年秋から4番打者を務め、2年時には2季連続で甲子園ベスト8進出に貢献。秋からはエースを任され、高校最後の夏の甲子園ではマウンドに上がり、U-18高校日本代表にも選出された。
 
 法政大では、投手に専念。しかし、1年時に左肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)経験した。長いリハビリ期間を経て、3年春に満を辞してリーグ戦デビュー。最高学年として迎えた今春には、先発の一角を任され、完投勝利を含む2勝、防御率2.25と安定した投球で才能の一端を示した。
 
 恵まれた体格から投じる速球は角度も十分で、最速は151キロを計測。スケールの大きさも去ることながら、決め球の一つであるスライダーや、小さく変化するツーシーム、カットボールなども器用に操る。今春は、32イニングを投げて7四死球と制球面も及第点以上といえるだろう。

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