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阪神・俊介が今季限りでの現役引退を発表。残りのシーズンも「後輩たちの見本になるようにやっていきたい」

2021/09/16

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 阪神タイガースの俊介外野手は16日、今季限りで現役を引退することを表明した。俊足かつ守備範囲の広さが魅力の外野手として活躍した苦労人は、12年間プレーした阪神で現役生活の幕を閉じる。球団公式HPが引退会見の模様を伝えている。
 

 
 俊介は、持ち前の高い守備力でチームを支えてきたが、ここ2年間は肩の不調を感じ、ろくに守備に就けないという状態がつづいていたという。苦悩の末、「自分の中で守備を抜かしてしまうと野球ではない」という思いが、引退を決断する大きな理由になった。

 一方、引退を決断してもなお、チームで日本一になるという目標を志す情熱は変わらない。「最後までやると決めているので、しっかりと前を向いて、後輩たちの見本となれるようやっていきたいと思います」と残りのシーズンも全力で駆け抜ける姿勢だ。
 
 12年間の野球人生については、「良いことも悪いことも沢山ありましたし、気づいたら12年やっていたと言いますか、本当にあっという間で、楽しい野球人生でした」と感慨深く語り、「ファンの方々の声援が無ければ、12年間ここまでやれてなかったと思いますので、本当にありがとうございました」とファンに対する感謝の気持ちも忘れなかった。
 
 福岡県出身の俊介(藤川俊介)は、広陵高、近畿大を経て2009年ドラフト会議で阪神から5位指名を受け入団。1年目から開幕一軍入りするなど期待され、13年には119試合の出場でキャリアハイとなる打率.292をマークした。