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“秋ロッテ”実現へ 2番・角中こそ、Aクラス死守のキーマン【ほぼ月刊マリーンズ#6】

瞬間風速的に懸案だった貯金「2」の壁を越えて以降は、ふたたび5割ラインを行きつ戻りつしながら、ライオンズとの熾烈なクライマックスシリーズ争いを続けるマリーンズ。目下、戦列復帰したリードオフマン・荻野貴司の打撃が絶好調とあって、チームでは主軸・清田育宏へとつなぐ「2番」の存在意義がとりわけ重要になりつつある。

2015/09/03

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ベースボールチャンネル編集部



エース大谷を撃破し、CS戦線になんとか残留!!

 東京ドームでのファイターズ3連戦。そこまで苦手ではないはずのメンドーサの前に、なす術なく完投勝利を許した手痛い敗戦から一転、第2戦では、ファンの多くが連敗を覚悟するなか絶対エース・大谷翔平を打ち崩しての価値ある1勝を挙げたマリーンズ。

 ライバル、ライオンズがホークスに敗れたことで、ゲーム差はふたたびゼロとなり、4日からはいよいよホームQVCマリンでの直接対決3連戦。クライマックスシリーズ進出を懸けた“残り1枠”の熾烈な争いは、今週末がいよいよ天王山となりそうな雲行きだ。

 もちろん、ここへ来て、不動のセットアッパー大谷智久が離脱したのはかなり痛いが、それと入れ替わるようにして“秋の主役”内竜也が満を持しての昇格を果たしたことを考慮に入れれば、投手陣に関しては、そこまで極端な戦力ダウンにはなっていない。

 ここ最近のイ・デウンのように、一人相撲をした挙げ句に四球で自滅するパターンは論外だとしても、バカ試合のオンパレードだった一時のどん底ぶりを身をもって味わってきたマリーンズファンからすれば、辛うじて防御率3点台をキープできている現在は、(超ひいき目に見ればではあるけれど!)まだ観ていられる陣容にはなっていると言えるだろう。

 だとすれば、投手陣がだいたい毎試合4点は取られるということを前提として戦わなければいけない以上、残り試合を戦ううえでも、やはりカギを握るのは打線だということ。

 リードオフマン荻野貴司が、戦列復帰した8月14日以降、14試合で打率.352と、いつになく好調をキープしているだけに、頼みの3番・清田育宏へとつなぐ「2番打者」を誰が務めるかが、とりわけ重要になってくるに違いない。

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