データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)



故障さえなければ殿堂入りも。MLB公式が往年の名選手を特集、CY賞2度の投手やマーリンズ監督も

2018/12/25

text By

photo

Getty Images

タグ: , , , , , , ,



 プロスポーツに故障はつきものだ。どれだけ活躍していても、米国野球殿堂入りに向け順調にキャリアを重ねていた選手が、故障によってその道を険しいものとした例がいくつもある。米公式サイト『MLB.com』が24日(日本時間25日)、けがに泣いた殿堂入りレベルの名選手たちを特集している。
 
 まず紹介されたのは、今季現役を引退した三塁手デビッド・ライト。ニューヨーク・メッツで2004年にデビューして以来、走攻守全てで優れたパフォーマンスを発揮し、2007年にはトリプルスリーも達成した。しかし、近年は背中のけがで出場機会が激減。確実視されていた2000安打にも届かなかった。通算成績は1585試合に出場し、打率.296、1777安打、242本塁打、970打点、196盗塁としている。
 
 ヨハン・サンタナは、2000年にミネソタ・ツインズでメジャーデビューした先発左腕。“魔球”と呼ばれたチェンジアップを武器に、2004年、06年のサイ・ヤング賞に満票で選出されるなど、最強投手の名をほしいままにしていた。
 
 だが、キャリア中盤から肘や肩の故障に苦しみ、度々手術を経験。2012年にはセントルイス・カージナルス戦でノーヒットノーランを達成するなど一時は復活の兆しをみせたが、同年を最後にメジャーでの登板はなかった。通算成績は360試合に登板し、139勝78敗、防御率3.20、1988奪三振だった。
 
 マイアミ・マーリンズの監督を務めるドン・マッティングリーは現役時代、ニューヨーク・ヤンキースの一塁手としてプレー。プロ入りから現役引退までのキャリアをヤンキース一筋で過ごした。高い打率と勝負強い打撃で活躍し、首位打者、打点王などのタイトルを獲得。1985年には、アメリカン・リーグMVPにも輝いている。
 
 チームの中心打者として活躍を続け、1991年にはキャプテンに就任。卓越したリーダーシップで名門の選手たちをまとめ上げた。しかし、1995年オフ、背中の故障を理由に34歳の若さで引退を発表。通算成績は1785試合に出場し、打率.307、2153安打、222本塁打、1099打点、14盗塁としていた。
 
 
 そのほかにも、故障が原因で殿堂入りが遠ざかった選手として、以下の選手が挙げられている。※数字は通算成績
 
◇ブランドン・ウェブ (投手・ダイヤモンドバックス):199試合、87勝62敗、防御率3.27、1065奪三振
 
◇グレイディ・サイズモア (外野手・インディアンスなど):1101試合、打率.265、1098安打、150本塁打、518打点、143盗塁
 
◇ノマー・ガルシアパーラ (内野手・レッドソックスなど) :1434試合、打率.313、1747安打、229本塁打、936打点、95盗塁
 
◇エリック・デービス (外野手・レッズなど):1626試合、打率.269、1430安打、282本塁打、934打点、349盗塁
 
◇デーブ・スティーブ (投手・ブルージェイズなど) :443試合、176勝137敗、防御率3.44、1669奪三振
 
◇J.R.リチャード (投手・アストロズなど):238試合、107勝71敗、防御率3.15、1493奪三振
 
◇トニー・コニグリアロ (外野手・レッドソックスなど):876試合、打率.264、849安打、166本塁打、516打点、20盗塁