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すべてはマチャド次第? ブルペンの柱がFAもすぐには動き出せない事情とは

2018/12/25

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マチャドの契約金が補強の足かせに

 
 ニューヨーク・ヤンキースの現時点での補強ポイントについて、地元メディア『ニューヨーク・ポスト』が24日(日本時間25日)に特集し、もう1人即戦力となる先発投手を獲得するのが最適だと伝えている。
 
 ヤンキースは今オフ、トレードでジェームズ・パクストン投手、フリーエージェント(FA)市場からJ.A.ハップ投手をそれぞれ獲得。だが、パクストンには故障歴があり、ハップは36歳と高齢であることからフルシーズンを戦えるかどうか不安が残る。また、先発左腕C.C.サバシア投手が11日(同12日)に心臓手術を受けたこともあり、先発陣に駒は揃ってはいるものの、万全であるとはいいがたい。
 
 また、今季リリーフ陣を支えたデビッド・ロバートソン投手とザック・ブリットン投手がFAとなっている。特にロバートソンは今季69試合に登板し、8勝3敗、防御率3.23、91奪三振の成績を残しており、今季で9年連続60試合登板を果たしていた。一時期はヤンキースのレジェンドであるマリアノ・リベラ氏の後任クローザーを務めたこともある投手であり、再契約するかどうかに注目が集まる。
 
 しかし、投手陣に課題を抱えながらもヤンキースが積極的に動けない理由がある。それがマニー・マチャド内野手の存在だ。
 
 現在FAとなっているマチャドはフィラデルフィア・フィリーズやシカゴ・ホワイトソックスら複数球団が獲得を狙うFA市場の“目玉選手”で、超大型契約は必至。マチャドが移籍先を決断するのは年明けと見込まれており、それまではヤンキースも金銭面で無理な浪費はできず、それが補強に乗り出せない理由となっている。
 
 来季に向け、補強に本腰を入れるヤンキース。マチャドの回答は、来季のチーム編成に大きく関わってきそうだ。