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アストロズ・スミスがアキレス腱断裂 70試合登板6度の鉄腕、通算1000登板に黄信号

2018/12/21

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 ヒューストン・アストロズのジョー・スミス投手が、アキレス腱断裂による手術を受けたことが分かった。今回の負傷で、通算1000試合登板の達成への雲行きが怪しくなってきた。米メディア『NBC Sports』が20日(日本時間21日)、報じている。
 
 同メディアによると、スミスは先週の練習中にアキレス腱を断裂し、現地18日に手術を受けた。復帰には、6~8カ月を要すると伝えられている。今季56試合に登板し、5勝1敗、11ホールド、防御率3.74をマークした鉄腕の離脱は、来季アストロズのブルペンを苦しくさせそうだ。
 
 スミスは、2007年にニューヨーク・メッツでメジャーデビュー。リリーフ右腕として活躍を続け、メジャー12年間で11度の50試合登板を記録。うち6シーズンでは70試合以上に登板している。また、これまで通りの登板ペースでいけば、4~5シーズン後に1000試合登板を達成する可能性もあったが、来年3月に35歳を迎えるベテランにとって、今回の負傷はその道をより険しくさせてしまった。
 
 過去に同じように大怪我を負ったリリーフ投手としては、元ヤンキースのマリアノ・リベラ氏がいる。リベラ氏は2012年のシーズンで練習中に右膝の十字靭帯と半月板を損傷したが、リハビリを重ねた翌年には44セーブを挙げるなど見事復活を果たした。
 
 通算754試合で防御率3.02と並外れた安定感をみせるタフネス右腕は、復帰後リベラ氏と同じ道を辿ることができるだろうか。